こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「あの税理士に聞けば無料で教えてくれる」
「友達なんだから無料でおねがい」
「(動画のコメントで)〇〇特例は私にも適用できますか?」
SNSや動画配信サイト等を通して税理士と接触する機会が増えて、
税理士”無料”で相談に乗ってくれるのが当たり前になっている人って少なくないです。
今回は、税理士への”無料相談”に慣れてしまうと、あとあと自分が損してしまうかも…というお話です。
① 無料相談は”善意”の上に成り立っている
税理士事務所では「初回相談無料」を設けているところもあります。
むしろ、私のように初回から有料って事務所、まだまだそんなに多くないかもしれません。
ほとんどの方にとって税理士との契約は“はじめて”。
できれば色々な事務所からお話を聞いて、納得したうえで決めたいですよね。
私もそれはすっごく分かります。
でも、その初回無料をいいことに、
何か聞きたいことがあったときに初回無料の税理士事務所に質問をして、
答えをもらったらバイバイって人、結構多いんです…。
しかも人によっては、回答が間違っていた時にお怒りの電話をしてくることもあるらしく…。
私も開業当初は初回相談無料で運営していたのですが、
相談される内容が脱税まがいなものだったり、結構失礼なことを言われたり、
苦い記憶ばっかりあります。
また、私個人の考えですが、「契約してくれているお客様に対して失礼では?」という気持ちになることも。
毎月顧問料を払ってくれている方がいる中で、
他の方が無料で相談しているとなると、どうしてもバランスが取れませんよね。
初回相談無料で対応してくれる税理士事務所は、
営業の一環とはいえ、こういった葛藤を飲み込みながら善意で対応してくれていることを忘れちゃいけません…。
② “無料があたりまえ”になると、あとで困るのは自分
なにか欲しいものを買うときやサービスを受けるとき、
はたまたご飯を買うとき、基本的にはお金って払いますよね?
今はゲームアプリやYoutubeを無料で楽しめたり、
各webサービスの無料プランが当たり前になってますけど、
やっぱりどこかでお金が発生していて、そのお金をもとに良質な商品やサービスって生まれていきます。
「今はまだ利益がないから無料で相談して…稼げるようになったら払えばいい」
そう考えている方も多いかもしれません。
でも現実には、無料に慣れてしまった人が、
あとあとしっかり報酬を払えるようになるケースって多くないように感じます…。
過去にSNSでも、
イラストレーターさんの企画でイラストを無料で描いてもらった方が、
「また無料で描いてよ!」って悪気なくリプライを送ってるのを見たことありますが…
それ、自分がやられたらすっごく悲しいですよね。
もちろん各税理士事務所の初回相談無料のサービス、使い方によっては本当に双方いい機会になります。
でも、無料っていう甘い蜜にハマってしまうと、
税理士にお金を払うのがバカらしく感じてしまい、”頼れる税理士”を見つけるのが困難に…。
③ 頼れる税理士を見つけたら、小さな相談でもきちんと対価を
セールストークに聞こえてしまうかもしれませんが、
「この人に任せたい」と思える税理士さんを見つけたら、ちょっとした相談でも報酬を払いましょう。
税理士だって人間。
やっぱりちゃんと対価を払ってくれる人なら、「どうにか力になりたい!」って思うものです。
対価を払うって行動は、税理士側にも信頼を伝えることになり、
結果的により深く、親身なサポートを受けられるようになります。
「無料だからお願いする」のではなく、「大事な相談だからこそ、きちんと報酬を払う」。
そんな姿勢が、信頼関係を築くうえでとても大切なんです。
◆おすすめ記事


まとめ|”相談=無料”が正解じゃない
- 税理士の無料相談は「お試し」の場であり、それ以上の継続は失礼にあたることも
- 無料に慣れてしまうと、金銭感覚が歪んで苦しくなる
- 頼れる人には、きちんとお金を払って関係を築く姿勢を持とう
\ 信頼できる税理士を、長く付き合えるパートナーに /
「一回だけのつもりが、ついつい色々聞いて税理士さんに距離を置かれた…」
そんな経験がある方も、気軽にご相談ください。
きちんと対価をいただくぶん、クリエイター特化の税理士がしっかり寄り添ってサポートします!