こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「インボイス登録してないんだけど、請求書ってどう書けばいいの?」
そんなモヤモヤ、抱えていませんか?
実は、インボイスに登録していない=請求書が出せないってわけじゃありません!
この記事では、インボイス未登録クリエイター向けに、迷わない請求書の書き方をわかりやすくまとめました。
インボイス未登録でも、請求書は作れる!
まず大前提。
インボイスに登録していなくても、普通に請求書は作ってOKです!
ただし、登録していない場合は、いわゆる「適格請求書」(インボイス)にはなりません。
- インボイス登録した人の請求書=適格請求書
こう覚えておきましょう。
「適格請求書」を発行できないと、お仕事を依頼する側が損をしてしまう可能性があるので、
受注前に、「インボイス登録はしていない」旨を伝えておいた方が親切ではあります。
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未登録クリエイターの請求書に必要な項目
請求書に載せたい基本項目はこんな感じです👇
- 自分の氏名(屋号もあれば一緒に)
- 取引先の氏名(会社名)
- 発行日
- 請求内容(何に対する報酬なのか)
- 金額(税込か税抜かを明記すると親切)
- 支払期限
- 振込先(銀行名・支店名・口座種別・口座番号・口座名義)
ここまでは、インボイス登録している・していないにかかわらず共通です!
未登録の場合、注意しておきたいこと
インボイス未登録だと、取引先が消費税を仕入税額控除できないケースがあります。
分かりやすくいうと、消費税の申告書で経費として扱ってもらえる金額が少し減るってことです。
そのため、場合によっては、
- 「報酬が少し安くなってしまいますが大丈夫ですか?」
こんな風に言われることもあります。
また、請求書作成ソフトで作成すると、
「登録番号」が空欄になってしまうけど、それは無理に書かなくて大丈夫。
登録してないのに登録番号をつけるほうがアウトなので、正直にいきましょう!
インボイス未登録クリエイターの請求書イメージ
ざっくりこんな感じの内容が書かれていれば最低限問題なしです👇
【請求書】
発行日:2025年4月28日
請求先:○○株式会社
請求元:自分の名前(屋号あれば記載)
件名:イラスト制作費用
内容:SNS用イラスト作成(3点)
金額:55,000円(税込)
支払期限:2025年5月31日
振込先:○○銀行 ○○支店 普通口座 1234567 自分の名前
クリエイター業の場合、報酬額から源泉徴収されることが多いので、
住所もできれば記載しておくと、取引先の方が支払調書を作成するときラクになります!
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よくある質問(Q&A)
Q. 取引先に「登録してないんですか?」って聞かれたら?
「現在は登録していませんが、今後検討する予定です」と伝えればOK!
無理に登録を急がされる義務はありません。
Q. 将来的にインボイス登録したら請求書はどう変わる?
登録番号(T+13桁)を記載できるようになります。
そのほかは、基本的な書き方は大きく変わりません。
まとめ │ インボイス登録をしてなくても普通に請求書を作ってOK!
- インボイス未登録でも、普通に請求書を出して大丈夫!
- 登録番号は無理に記載しなくてOK
- 消費税分のやりとりは事前に軽く確認すると安心
難しく考えすぎず、まずは堂々と請求書を出していきましょう!
あなたのお仕事を、もっと安心して楽しめますように。