こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「仕事用にパソコンを買ったんだけど、ゲーミングPCって経費になるのかな…?」
そんなふうに不安を感じたこと、ありませんか?
クリエイターさんにとって、パソコンはほぼ必須の作業道具。
でも、ゲームもできるハイスペック機種になると、判断がちょっと複雑になります。
この記事では、高性能パソコンはどこまで経費にできるのか?について、
クリエイターさん向けにやさしくお伝えしていきます!
そもそも「パソコン=経費になる」は本当?
大前提として、経費になるかどうかは、
「その出費が売上を上げるために必要だったかどうか」で決まります。
そのため、仕事用に使ってるパソコンは、
基本的に売上を上げるために必要な設備として、経費にしてOK!
ただし金額によって、会計・税務上の扱いが分かれます👇
- 10万円未満なら「消耗品費」として一括経費
- 10万円以上なら「固定資産」として減価償却で数年間にわけて経費に(原則)
- 30万円未満で要件を満たせば、買った年に全額経費もOK(特例)
このルールは、ゲーミングPCのような高性能パソコンでも同じ!
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ゲーミングPCが「経費になるかどうか」はどう判断する?
ゲーミングPCを経費にできるかどうかを判断するカギは、その用途が「仕事中心かどうか」。
たとえば、こんな場合は経費になりやすいです👇
- 映像編集、3DCG、ゲーム制作などに使っている
- ゲーム実況や配信などを収益化している
- 高性能スペックが必要な環境(エフェクト処理、重いソフト)で仕事してる
「なぜ高性能なパソコンが必要なの?」と聞かれたときに、
「〇〇だからです」と言えれば、売上・お仕事とのつながりを説明しやすいですよね。
逆に、こんな場合は要注意👇
- 趣味でゲームを楽しむ目的がメイン
- SNSや動画視聴が中心で、性能は過剰気味
- 使用割合が仕事<プライベート
- 仕事用のメインPCが別にある
パソコンだから無条件で経費にできるわけではないってことを覚えておきましょう…!
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「高性能すぎると経費にできない」は本当?
ゲーミングPCは高性能だからこそ、
お値段もそこそこの金額になりやすいですよね。
「あまりにも高いと、経費にできないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、
基本的には、高額だからといって、それだけで経費にできないというわけではありません。
たとえば、動画編集を本業にしていて、
「4K編集や重たいプラグインを動かすためにゲーミングPCが必要」なら、
高スペックでもしっかり業務用として説明できます!
逆に、「普通のパソコンでも十分動くソフトしか使わないのに、100万円のゲーミングPCを買った」場合、
税務調査のときに「この性能、どういうお仕事のために必要なんですか?」と聞かれたら、
仕事に必要であることを証明できないですよね…。
なので、金額そのものよりも、
「そのスペックじゃないと困る理由」を説明できるかどうかが、判断の分かれ目です!
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Q&A:ゲーミングPCに関するあるあるなお悩み
Q. ゲーミングPCを仕事にもゲームにも使ってるけど、経費になる?
A. プライベートでも頻繁に使う場合は、家事按分(例えば仕事7割:私用3割)を検討しましょう!
全額経費にはならなくても、仕事に使っている分は計上できます!
Q. 光るキーボードやLEDの装飾って経費にできる?
A. デザイン性のみの機能で、仕事に関係ない場合はグレーです…。
ただし、作業の効率アップのためのカスタマイズや職業特性(実況配信など)で必要ならOKなことも!
Q. 自作PCも経費にできる?
A. はい、パーツごとに領収書があればOKです!
組み立て費用も含めて、「1台の設備」として扱えます!
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まとめ │ ゲーミングPCでも「仕事に必要」なら経費OK!
- パソコンは仕事で使うなら基本的に経費になる
- ゲーミングPCも用途次第ではOK!ただし仕事中心かがカギ
- グレーな場合は、家事按分や根拠になるメモを残して対応
ゲーミングパソコンだからNGなのではなく、「何に使ってるか?」で判断するようにしましょう!