【案件キャンセルされたけど…】クリエイターが報酬を請求してもいいケースとは?

クリエイターの独立開業
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「この案件、やっぱりナシでお願いします」

こんなふうに、クライアント側から急にキャンセルを言われた経験、ありませんか?

 

特に駆け出しのころは、「こっちは時間かけて準備してたのに…」ってモヤモヤしつつ、

「でも、まだ完成してないし、お金って請求していいのかな?」と迷う人も多いと思います。

 

この記事は、そんな「途中で終わった案件、報酬って請求できるの?問題について、

クリエイターさん向けにやさしく解説していきます!

 

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案件キャンセル=報酬ゼロ、とは限らない

まず結論からいうと、「どこまで作業したか」によって、請求できる可能性は十分あります。

 

たとえば、こういうとき👇

  • ラフ案や構成案など、すでに成果物の一部を納品している
  • 素材購入や交通費など、実費を負担している
  • 明確に「着手金」として報酬が設定されていた

当てはまるようなケースなら、請求する権利があるので、お客様に相談してみましょう。

もし可能であれば、受注の段階で「キャンセルポリシー」を伝えておけるとスムーズ!

 

逆に、「何もまだ手をつけていない」「契約書もなかった」みたいな場合は、ちょっと難しいかも…。

 

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「どこまで進んでたか」を記録しておこう

トラブルを防ぐためにも、進捗状況・やりとりの記録を残しておくことが大切です。

たとえばこんな感じ👇

  • チャットのやりとり(納期・仕様の確認など)
  • 作業のスクリーンショットやファイル
  • クラウド上に保存したデータの履歴

 

「これだけ進んでましたよ」「これだけ時間かけてました」っていう根拠があるだけで、

請求理由・金額の説得力がグッと増します!

 

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言いにくいけど…請求の伝え方

たしかに、「キャンセルになったけど、お金ください」は言いづらいです。

でも、ちゃんとした理由があって、誠実に伝えられればOK!

 

伝えるときのポイントは3つ。

  • 感情的にならず、落ち着いた文面で
  • 「いつ」「どこまで作業したか」を明記
  • 今後のお付き合いに悪影響が出ないよう、丁寧な言葉選び

 

たとえばこんな感じのテンプレを持っときましょう👇

このたびはご連絡ありがとうございました。
ご事情、承知いたしました。

すでに●●の作業を完了しており、●時間ほど工数をかけておりますため、
大変恐れ入りますが、●●円のご請求をさせていただければと存じます。

ご確認、ご検討のほど、
何卒宜しくお願い致します。

 

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Q&A:よくある悩み

Q. 着手金って取っていいの?

A. 全然OKです!

むしろ「途中キャンセルされても安心できる仕組み」として、多くのプロが取り入れてます。

 

Q. 口約束だけだと、請求はムリ?

A. 契約書や発注書がないと難易度は上がります。

でも、やりとりの証拠(メールやLINEの記録など)が残っていれば交渉可能です。

 

Q. なんか…角が立ちそうで怖い

A. すごく分かります。

でも「もらって当然の対価」を穏やかに主張するのは、クリエイターとして大切な一歩ですよ!

 

まとめ │ 案件キャンセルでも、請求できることはある

  • 一部でも作業していれば、請求できるケースは多い
  • やりとりや進捗の証拠を残しておこう
  • 伝えるときは丁寧に、でも自分の価値は守って

相手に気を使いすぎて、自分が損するのは悲しいですよね。

ちゃんと仕事をした分は、きちんと報酬を受け取ってOKです!

 

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