電話がこない仕組みづくりと、その方針の理由

独立開業

こんにちは、公認会計士・税理士の三橋裕樹です!

私はいわゆる陽キャラではないのですが、しゃべることは好きなので電話は嫌いじゃないです。

プライベートな電話であれば気付いたら1時間経っていたなんてこともよくあります。

それでも事務所としては電話を使用しない方針で運営しています。

(個人事務所なので、私一人の約束事ですが。)

営業電話の嵐にウンザリ

独立するまでは楽観的に考えていたのですが、税理士登録が正式に完了するとその日からひっきりなしに電話がかかってくるようになります。

その内容は様々ですが、よくあるのが以下のもの。

  • 新規顧問先を紹介するから、プリンターをリースしてほしい
  • 士業登録サイトに名前を載せます
  • 開業後間もない事務所を軌道に乗せるコンサルしてます
  • ホームページを代わりに作成します(SEO対策含む)
  • 本を出版しませんか
  • 協業して、一緒にセミナーを開催しましょう

他にもありますが、だいだいこんな感じです。

独立間もない頃は「お、なんか独立した感あるな!」とホクホクしていたのですが、それも1週間続くとイライラに変わります。

こちらとしては、お客様からの電話を待っているにも関わらず、かかってくるのは搾取を狙った営業電話ばかり。(何の営業もしていなかったのでお客様から電話がかかって来ることなんてあるハズないですが。)

拒否登録をしても別の電話番号から次々にかけてくるので、何か良い対策はないかなぁと考えていました。

事務所用の携帯電話を契約

そこで思いついた対策が基本中の基本、事務所用の携帯電話を契約することです。

最初から私一人で活動することを考えていたため特段必要性を感じていませんでしたが、プライベート携帯に知らない番号から何度も電話がかかってくると流石に落ち着きませんので必要経費と割り切って契約することに。

新たな番号を税理士会に登録することにより、プライベート携帯への電話がめっきり減りました。

そうすると必然的に新しく契約した携帯に営業電話がかかってきますが、基本的にいつも目の届かない場所に置いたうえで通知も気付かないようにしているので、非常に快適です。

 

ちなみに、税理士会や税務署から電話がくることはありますが、そちらは緊急時用としてさらに別の番号を登録していますので、問題となったことはありません。

お客様とのやり取りも電話はおことわり

じゃあお客様とのやりとりはどうするのかというと、直接お会いしたお客様には緊急時用の電話番号を伝達しています。

ただ、それでも「電話に出ない」旨を伝えているので、次に名刺を作る時は削除する予定です。

 

電話に出ないというと事務所として本当に機能しているのかという話もありますが、チャットやweb会議ツールがこれだけ発達しているなかで、電話に固執する理由は特にないのかなと思います。

ご新規様からの相談であっても、予め情報・お悩みを聞いた上で対応をした方が双方にとって時間を無駄に費やさずに済みます。

何より、個人で仕事をやっているため、アポなしの電話が頻繁にくるようになってしまうと自分の仕事のペースをつかめません。お客様の事務所にいるときに、他のお客様からの電話に出なくてはならないのも何だか気分が良くないでしょう。

そうならないように、事前に日程を調整させて頂いたうえでweb会議・対面でのお打ち合わせをすることとしています。(緊急時の場合にはチャット対応が基本ですが、必然に応じてそのままweb会議を行います。)

個人事務所なので、個人の方針で

事務所の電話事情を書いてきましたが、これは私個人の事務所だから許されることのような気もしてます。

職員さんを抱えている事務所さんは、電話の取次ぎを税理士本人がいきなり行うことはないでしょうし、お客様事情により電話を使わなくてはならないことが多いかと思います。

また、歴史ある事務所の場合には簡単に方針を変えることができません。

そういう意味もあって、私には個人事務所が合っているのだと感じます。

当てはまる方は多くないかも知れませんが、今後開業される方は参考にしてみてください。