【受注制作するクリエイターへ】トラブル防止のために気をつけたい3つのこと

クリエイターの独立開業
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「オーダーメイドでお願いしたいです!」

そう言ってもらえるのって、本当にうれしいことですよね。

 

自分の作品を信頼してくれて、「この人に作ってほしい」って思ってもらえた証拠。

でもその一方で、受注制作ってちょっとデリケートなやりとりでもあります。

 

実は、「納品したのにキャンセルされた」とか

「めちゃくちゃ時間かかったのに、追加料金はもらえなかった」みたいな声、意外と多いんです。

 

ということでこの記事では、

受注制作をするときに気をつけたい3つのことを、クリエイターさん向けにやさしく整理していきます!

 

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① キャンセル料のルールは、事前に決めておこう

「思ってたのと違うから、いらないです」

そんな悲しい言葉を受けた経験、ある方もいるかもしれません。

 

「自分が我慢すれば済む話だから…」って、抱えちゃう気持ち、わかります。

でも、受注制作って、こんなにコストがかかってます👇

  • ヒアリングやラフ作成などの打ち合わせ時間
  • 特殊な素材やツールなどの実費
  • もちろん制作そのものの時間

 

つまり、たとえ納品前であっても「もう動いてる」状態なら、

キャンセル=こちらの損失になってしまうんです。

 

だからこそ、受注時にキャンセルポリシーを明示しておくのが超大事!

「着手後のキャンセルには、●●円かかります」って事前に伝えておけば、あとから揉めにくくなります。

 

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② 価格設定は“ふつうの作品”より高めにしよう

「オーダー料金って、ちょっと高くしすぎかな…?」

そんなふうに不安になる方も多いですが、受注制作こそ、1〜2割の上乗せが大切です。

 

その理由はシンプル。

  • 要望を聞く時間
  • 試行錯誤の回数
  • 失敗のリスク

こういったコストとプレッシャーが、ふだんの制作より多くなるから。

 

とくに「自分の得意なテイストじゃないけど、要望に応えたくて頑張った」みたいな場合、

時間もエネルギーも、想像以上に消費しますよね。

 

だから、オーダーは安売りしないこと。

価格で「自分の時間と技術を守る」って、すごく大事なんです。

 

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③ 一人で背負いすぎない仕組みをつくる

オーダーメイドって、

「この人のためだけに作ってる」というプレッシャーもありますよね。

だからこそ、契約・価格・納期のルールは“最初に”伝えるのが鉄則。

 

ルールがないと、相手のペースに振り回されたり、

「本当は断りたかったけど…」っていう受注を増やしてしまいます。

 

がんばり屋さんのクリエイターほど、

自分の負担を軽く見積もっちゃうけど、“自分を守るルール”は悪いことじゃないんです。

 

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まとめ │ オーダーメイドには、ちゃんとルールと値段を

  • 受注時にキャンセル料や納期のルールを明確に
  • 通常制作よりも1〜2割は価格を上乗せしよう
  • 「自分を守る仕組み」は、プロの証でもある

一人ひとりの依頼に向き合うのは素敵なこと。

でも、自分をすり減らさない工夫も、同じくらい大事です。

 

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