こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
クリエイター業はバズって波に乗れれば売上の”桁”が変わることも少なくありません。
「いつかはスーパーカーに乗りたい!」
売上が伸びてくると、ちょっとそんな夢を見たくなるもの。
でも、たまに聞きませんか?
「ポルシェって経費にできるらしいよ?」
本当にそんなことができるのか?
今回は、フェラーリやポルシェなどの高級車が経費になる条件について、税理士目線でやさしく解説します!
【結論】スーパーカーも経費になるがハードルは高い
いきなり結論ですが、スーパーカーも経費にできる可能性はあります。
実際、裁判でフェラーリの経費性が認められた事例もあります。
ただしこれは「税務署は否認 → 裁判で勝った」という例で、かなりレアケース。
税務署としては
- 「フェラーリじゃなきゃダメな理由ある?」
- 「仕事って言っても、実は趣味じゃないの?」
と、けっこう疑ってかかってくるイメージです。
そりゃそうだ…。
つまり、ただ「仕事で使ってるから!」だけでは難しい。
“それっぽさ”ではなく、ちゃんとした理由と証拠が必要なんですね。
【税務署が見るポイント】経費にするために必要な4つの条件
以下のようなケースであれば、経費性が高まる可能性があります。
- その車があることで仕事が取れている(ステータス性)
- ほぼ仕事だけで使っている証拠(運転記録やyoutubeなど)が残っている
- 通勤手当や交通費が出ていない
- 明確に「私用では使っていない」と説明できる
たとえば…
「高級外車で現場入りすることでブランド価値が上がる」
「撮影・プロモーションで明確に使っている」など、
その車でなければダメな理由があれば、説得力は強くなります。
逆に、プライベートにも使っている場合や用途があいまいな場合は、経費化はやめときましょう…。
税務署が見るのは“実態”
スーパーカーに限らず、経費にできるかどうかの判断は、「本当に事業に必要だったのか?」で決まります。
これは税法の基本中の基本で、
たとえば:
- 名義が法人でも、社長の趣味車ならNG
- 業務で使っていても、私用メインならNG
つまり、契約書や名義より「実際どう使ってるか?」が超大事なんです。
【脱税と節税の違い】税務署は“証明できるか”を見ている
「少しくらいは経費にできそう…」とスーパーカーを買ってしまうと、
後から税務調査で否認されたり、追徴課税されるリスクがあります。
特に金額が大きい支出は経費に入れたくなりますが、
その場合は事業関連性をしっかり説明できるかがポイントです。
普段しっかり納税していても、こういう部分で疑われると信用にも影響が出るので、気をつけましょう!
まとめ:スーパーカーは“証明できるなら”経費になることも!
- フェラーリやポルシェも経費にできる可能性はある
- ただし「仕事で使ってる」の言葉だけでは足りない
- 税務調査は“実態”重視なので、証明できることが重要
夢のある話ですが、くれぐれも「なんとなく」で経費にしないように。
心配な方は、税理士に一度相談してから動くのがおすすめです!
\ 高額な買い物の経費判断に迷ったら /
「この車、経費にできる?」「これは業務用って言える?」
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