【クリエイター向け】記帳をため込んだ人が12月に必ずやっておきたいことまとめ

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

毎年確定申告の時期に、「もっと早くから準備しておけばよかった…」と後悔して、

「今年こそは!」と決意を新たにした春先。

 

なんだかんだ日中はお仕事が忙しかったり、夜には体力が残っていなくて、

ついつい「また今度やろう…」と帳簿付けを先延ばしにしてしまい、気付いたら12月!

そんな状況のクリエイターさん、珍しくありません。

 

でも安心してください!

12月から帳簿付けを始めてもまだ間に合います!

 

そこでこの記事では、とりあえず年内にここだけ片づければOK!というポイントを、

やさしく整理してみました!

 

確定申告を少しでも楽にしたいクリエイターさんは、

ぜひ読んでみてくださいね!

 

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レシート・領収書を整理する

なによりもまず優先すべきことは、

レシート・領収証を一定のルールに基づいて整理すること!

 

基本的なやり方としては、大きく分けて以下2つあります。

  • 日付で整理する
  • 種類で整理する

それぞれのメリット・デメリットを説明しますね。

 

日付で整理する

多くのクリエイターさんが採用しているのはこの方法。

「〇月分」といった感じで封筒に入れたり、日付順に並べてクリップ止めすることが多いです。

 

この方法の強みは、日付で分ければいいだけなので整理に特別な知識が全然いらないことと、

日付順に並べることでクレカ明細との照合が簡単にでき、二重経費のミスを防げること!

クラウド会計ソフトに事業用のクレカを連携している場合にもおすすめです。

 

ただ、整理が終わったあとの帳簿付けでは、少し時間がかかりやすいのがデメリット。

日付は整理されていても、取引内容はバラバラにまとまっているので、

勘定科目の判断をその都度する必要があり、一気にやろうとすると結構ハードです。

 

種類で整理する

もう一つは、支出の内容でグループ分けして、

「旅費交通費」「交際費」「消耗品費」といったように種類で分ける方法です。

 

この方法の強みは、一番最初に勘定科目を決めて振り分けてしまえば、

あとで一気に帳簿付けするとき、金額・日付・ちょっとした備考だけを気にすればいいこと。

0から帳簿付けをスタートするなら、こっちのほうが早く終わる可能性が高いです!

 

一方、デメリットは日付で整理がされていないため、

何回もクレカ明細との被りがないかをチェックする可能性があるということ。

(たとえば、10月のクレカ明細を「消耗品費」「交際費」それぞれの帳簿付け時に確認する等)

 

もちろん書類の整理方法は自由なので、

両方を組み合わせたり、独自のルールを作っても問題ありません。

 

ただ、あくまで帳簿付けしやすくするための土台作りなので、

こだわりすぎて、「帳簿付けは全然進んでない…」なんてことにならないようにしましょう!

 

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クレカ明細・預金明細のチェックを済ませておく

さらに年内のうちにやっておきたいのが、

クレカ明細・預金明細のチェックを済ませておくこと!

 

とくにプライペート・経費の支払が入り混じってるクレカ・預金は、

1ヶ月間の取引件数が多くなりやすいため、経費取引を見落としやすいだけでなく、

明細をパッとみただけでは「これは経費だっけ?」と、判断がつきにくい取引が確実にでてきます。

 

その確認を12ヶ月分一気にやるのは、

心理的な抵抗が強くなりやすいだけでなく、少額であっても取りこぼしが起きる可能性が高いです。

だからこそ、まだ確定申告期限まで時間があるうちにやっておきたい!

 

さらにいまはQRコード決済で支払っている経費も少なくないと思うので、

アプリで利用明細を確認して、経費取引についてはスクショ等を残すようにしましょう。

 

もしクラウド会計ソフトと連携している場合は明細のチェックと帳簿付けが同時にできるので、

分からない取引はいったん放置して、明確に判断がつくものはどんどん登録してしまうのがおすすめ!

 

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家事按分する経費の按分割合を決めておく

できれば年内のうちに済ませておきたいのが、

経費を家事按分する場合の按分割合を先に決めておくこと!

 

家事按分をするうえで考えておきたいのはこの3つ👇

  • そもそもどんな経費を家事按分するか
  • 按分割合をどのくらいに設定するか
  • その按分割合の決め方に何かしらの根拠はあるか

これらが決まっていれば、税務調査の面でもかなり安心。

 

スマホ、家賃、光熱費、旅費・宿泊費、ゲーム機など、

完全にお仕事用とは言えなくても、仕事で必要な側面が間違いなくある場合には、

うまく家事按分を活用しましょう。

 

ちなみに、按分割合の決め方に厳密なルールはないので、

「使用頻度」「時間」「面積」などをもとに、「これだったら説明がつく」という根拠を残せばOKです!

 

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所得控除の書類をまとめておく

確定申告のときに意外と時間を取られるのが書類探しです。

とくに所得控除関係の書類はいろいろなものがあるので、そのすべてをまとめておくのが大事!

 

具体的には、

  • 国民年金の控除証明書
  • 国民健康保険の控除証明書
  • 生命保険の控除証明書
  • 国民年金基金やiDeCo、小規模企業共済の控除証明書
  • ふるさと納税の寄付金受領証明書(ポータルサイトからDLしてもOK)
  • 医療費領収証や医薬品のレシート

こういった書類は年が明ける前に整理しておきましょう。

 

とくに医療費控除に使うための医療費領収証は、

家族全員分集めると結構な金額になることも珍しくなく、

「どうせ10万円超えてないし…」と計算しないで放置してしまうのはもったいないです。

 

いろいろな場所からハガキ・封筒がくるのでつい管理が適当になりやすいですが、

どれも金券のようなものなので、きちんと整理をしておきましょう!

 

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Q&A:確定申告の準備に関するあるあるなお悩み

Q. 12月に全部終わらなくても大丈夫?

A. もちろん大丈夫です!

どれも中途半端に手を付けるより、一つ一つ完成に向けて進めていきましょう!

 

Q. 経費なのか判断できないものはどうしたら?

A. できれば年内のうちに取りまとめて、税務署か税理士に確認するのがおすすめ!

税務署に行かなくても電話相談センターもあるので、うまく活用しましょう!

 

まとめ │ できることを年内のうちに片づけると、あとが楽!

  • 領収証・レシートの整理、明細のチェックは時間があるうちに
  • 家事按分の設定、所得控除の書類整理をしておくと申告準備がスムーズになる
  • 完璧に片づけなくてもいいので、少しでも年内のうちに進めておこう

 

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