【来年は溜め込まない!】完璧を目指さずに、クリエイターが帳簿付けをするための習慣

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

年末年始のタイミングは来年以降の働き方や、達成したい目標など、

新年の抱負を考える時期でもありますよね。

 

それにくわえて個人事業主さんに、

ぜひ目標に入れておきたいのが「レシートを数ヶ月溜めこまずに帳簿付けをする」こと!

 

でも、実際は「今年こそしっかりやろう」と決意しても、

「やった方がいいのは分かってるんだけど、どうしても気持ちが向かない…」

「やろうと思った数日後にはもうレシートをため込んでしまう…」

そんな人が少なくないんじゃないかなと思います。

 

そこでこの記事では、帳簿付けを毎月するために取り入れたい習慣について、

わたしなりに分かりやすく整理してみました!

 

帳簿付けを仕組化できないクリエイターさん、

ぜひ読んでみてくださいね!

 

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毎月レシートを入れる封筒を玄関に置く

まず一番最初に取り入れたい習慣は、

玄関にその月のレシートを入れる封筒やジップロックを用意しておいて、

外出先から帰宅したら靴を脱ぐ前にレシートを入れるようにすること!

 

これを習慣づけるだけで、

帳簿付けにおいて絶対に避けたいレシートの紛失を防止できます。

 

もちろんクレジットカード決済している場合はレシートを紛失しても明細から簡単に追えますが、

QRコード決済や交通系ICカードで決済している場合はちょっと話が別。

 

取引履歴の出力がスクショしかできなかったり、一定期間を過ぎると見えなかったりするので、

そんなときでも経費の登録漏れを防ぐにはレシートの紛失を防ぐことが一番手っ取り早いです。

 

月別に領収証を管理・整理することができれば、

それだけで帳簿付け作業の大前提は完了!

 

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よく発生する経費の勘定科目の一覧表を作っておく

また、帳簿付けをするうえで毎回手が止まる原因になりやすいのが、

「こういう出費って、どの科目に入れればいいんだろう?」って悩むタイミングですよね。

 

そこで、自分の1年間の出費を見返してみて、

よく発生する経費については「この勘定科目で処理する」という一覧表をつくっておくのがおすすめ!

 

イメージ的にはこんな感じのものを作っておけると処理が楽になります👇

具体的な支出の内奥 勘定科目
機材・道具・備品(カメラ、PC、充電コードなど) 消耗品費 (税込10万円以上は工具器具備品)
ドメイン・サーバー代、サブスク関係の支払い 通信費
アシスタントさんや専門業者への報酬 外注費
ネット回線料やスマホの通信料金 通信費
バス、電車、タクシー、駐車場代 旅費交通費
打ち合わせで使ったカフェ代 会議費
お仕事仲間との懇親会代や、ギフト代 交際費
作品づくりの資料・書籍・雑誌代 新聞図書費
映像や演出研究のための映画代・舞台鑑賞代 研修費
自宅兼事務所の賃料 地代家賃
自宅兼事務所の水道・ガス・電気代 水道光熱費
名刺作成費用やイベント出店手数料 広告宣伝費

 

この表をもとにアレンジをしていくと、

さらに経費処理が楽になっていきますよ!

 

ちなみに、帳簿付けする際はメモ程度でもいいので、

「〇〇用」など、支払った内容の用途・目的などを記入しておくのがおすすめです。

 

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帳簿付けは会計ソフトの専用スマホアプリで

レシートの整理、勘定科目の一覧表作成が完了したら、

あと必要になるのは帳簿付けですよね。

 

そこでおすすめなのは、

会計freeeやマネーフォワードクラウドといった会計ソフト専用のスマホアプリで、

まとめたレシートを撮影⇒仕訳登録を一気にやってしまうこと!

 

もちろん本来はレシートを受け取ったその場で撮影して、

その日のうちに仕訳登録をしてしまうのが一番なんですが、

なかなかそうもいかないことも多いですよね。

 

だからこそ毎日処理をしようとせずに、

1ヶ月に1回、30分~1時間程度の時間を確保して、

1ヶ月分のレシートを一気に登録する日をつくるほうが取り入れやすいと思います。

 

また、レシートを撮影することで仕訳登録がそのままできることで、

  • 最悪レシートを紛失しても、経費内容が分かる
  • 日付、金額が自動読み取りされるので、日付順に並べたりしなくてもOK
  • 帳簿付けのためにパソコンで会計ソフトを操作する回数が一気に減る

といったメリットが盛りだくさん!

 

まだ会計ソフトを使っていないという方は、

freee・マネーフォワードクラウドのどちらかと契約して、今日からスマホアプリを使いましょう!

 


 

Q&A:帳簿付けに関するあるあるなお悩み

Q. 理想は毎日・毎週帳簿付けすることですよね?

A. もちろんそれが理想です!

ただ、頻繁に手をつけようとすると予定通りにできなかっただけで挫折しやすくなるため、

「毎月〇日」は帳簿付けの日として、カレンダーに予定を入れておくと続きやすいです!

 

Q. クレジットの明細や預金通帳のチェックもしたほうがいいよね?

A. 可能であればやったほうがいいのは間違いありません!

ただ、なんでも完璧にしようとするよりも、まずは紙面の処理を終わらせるのが一番大事!

 

まとめ │ 完璧を目指さないで、続けやすい仕組み化を目指そう

  • 紙のレシートを紛失を防ぐため、失くす前に保管する癖をつけよう
  • 「この支払いはこの科目」という一覧表を作っておくと処理がしやすくなる
  • 月に1回だけ時間を取って、スマホアプリで撮影→登録をガンガン進める

 

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