【展示会・即売会に出展したときの支出】クリエイターの交通費・宿泊費の経費処理ルールまとめ

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

展示会や即売会に出展したとき、

「交通費とか宿泊費って、経費にしてもいいのかな…?」と悩むことってありませんか?

 

実際、イベント出展はれっきとした“仕事”

だからこそ、適切に処理すれば経費として問題なく認められる支出がたくさんあります。

 

この記事では、展示会・即売会に出たときの支出で“経費になるもの・注意点”

クリエイターさん向けにわかりやすくまとめます!

 

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① 交通費は「業務目的」がハッキリしていればOK

新幹線・電車・バスなどの交通費は、イベント出展のためであれば経費OKです。

たとえば、こんな支払い👇

  • 会場までの往復の交通費
  • 現地での移動費(搬入先や宿泊先との移動など)
  • 荷物が多くてタクシーを使った場合 など

 

電車賃やバス代は、交通系ICカードを使ったときは、駅の券売機で履歴の出力ができます!

もしモバイルSuicaの場合は、会計freeeやマネーフォワードクラウドと連携して明細を同期すれば、

経費としての客観的な根拠資料にもなります。

 

“観光や私用の寄り道”を含めないように、注意しましょうね!

 

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② 宿泊費も「出展目的ならOK」。ただし“家族旅行化”には注意

宿泊費も、展示会・即売会に伴う出張なら経費にできます

たとえば、こんなケース👇

  • 遠方イベントで前泊・後泊が必要な場合
  • 設営準備や撤収があるときの連泊
  • ビジネスホテルやビジネスプラン利用 など

きちんと領収証を受け取って、経費としての証拠を残すようにしましょう!

 

ただし、

  • 明らかに観光目的の延泊
  • 同行した家族の宿泊費
  • 高級すぎるホテルや温泉宿

こういったものは“業務との関連性がない”と判断されて否認対象になりますので注意。

 

もしイベント参加時の前泊でも、同行者がいる場合は、自分一人の宿泊費だけ経費にするようにしましょう!

 

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③ 飲食費・物販・材料費など、イベント周りの支出も整理しよう

イベントに行くと、いろんな支出が発生しますよね。

その中でも、経費として処理できる支出・できない支出を整理しておくと安心です。

 

【経費になる可能性が高いもの】

  • 会場使用料・出展料
  • 什器・展示用POPなどの備品費
  • 即売用の印刷代・材料費・制作コスト

 

【グレー or 経費になりにくいもの】

  • ご当地グルメなどの観光的な飲食
  • 会場でのプライベートな買い物
  • 打ち上げ的な飲み会(誰と、何のためにかが重要)

 

ただし、グレーであっても“仕事との関連性が強い”と主張できる証拠があれば経費にできる余地アリ。

判断が分かれるようなケースは、領収証だけじゃなく、目的・相手・内容といった記録も残しておきましょう。

 

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Q&A:イベント出展時のあるあるなお悩み

Q. 観光っぽい出費も混じってしまった場合、どうすれば?

A. その場合は、業務分とプライベート分で「按分(あんぶん)」することが多いです!

たとえば2泊3日のうち1泊だけが出展日なら、宿泊費は1/3を経費に…という感じで分けて処理しましょう。

 

Q. 出展と観光をセットにしたい場合、何か工夫した方がいいですか?

A. 旅程を分けておくと安心です!

たとえば「●日:出展/●日:自由行動」と記録を残しておくことで、

“仕事と遊びの境界線”が明確になり、経費の判断がしやすくなります。

 

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まとめ │ 展示会・即売会の支出も、ちゃんと経費になる

  • 交通費・宿泊費は「業務目的」であれば経費OK
  • 観光っぽい部分は按分 or 除外すればOK
  • イベント周りの支出は、内容をメモしておくと安心

イベントは、クリエイターさんにとって大切な営業・販売の場です。

だからこそ、支出の扱いもちゃんと仕事として考えて大丈夫。

 

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