こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
確定申告の時期に資料を依頼すると、
領収書やレシートがごちゃごちゃしていて「何がどれかわからない!」という声、よく聞きます。
特に、作曲家・漫画家・イラストレーター・動画制作者などのクリエイター業は、
現金支出とサブスク・アプリ課金が混在しやすく、管理が大変ですよね…。
「レシートって全部取っておくべき?」
「データでも大丈夫?」
そんな疑問を持つクリエイターさんに向けて、税理士が経費管理の基本をやさしく解説します!
【なぜ保存が必要?】領収書・レシートの“本当の役割”とは
結論から言うと、7年間の保管義務があることと、
「これは事業の経費です」と説明できる証拠になるからです。
たとえば税務調査で聞かれるのは:
- どこで買った?
- 何のために使った?
- 本当に仕事に必要?
この3点がはっきり説明できることが必要。
義務を果たすためだけじゃなく、
領収書やレシートは、その「物的証拠」として非常に有効なんです。
(自分が調査する側だったら、証拠がないと認められないですもんね)
【経費になる書類一覧】クリエイターが残すべき4つの証拠
クリエイター業の個人事業主が保存しておくべき主な書類は以下のとおり:
- 店舗でもらうレシート・領収書
- ECサイト等、ネット購入の請求書や注文メール
- サブスクの請求明細(Adobe、音楽素材サイトなど)
- 交通費のICカード利用履歴(スクショでも可)
ポイントは、「いつ・どこで・何に・いくら使ったか」がわかるものです!
インボイス登録している人は、その書類に「税額」「インボイス番号」が書いてあるかどうかも大事!
もしサブスクで毎月請求書・領収証が届かない場合は、
そのサービスのHPに記載されている料金プラン表をスクショ等で残しておくのがおすすめ。
【紙orデジタル】領収書・レシートの正しい保存方法とは?
- 紙でもらったもの → 原則、紙で7年間保管
- ECサイトやアプリの利用履歴 → スクショやPDF保存でOK
電子帳簿保存法のルールに従うという点でも、
税務調査時に求められた電子の領収証データをすぐ出せるようにするためにも、
ファイル名に「日付_店名・内容_金額」などを入れておくと◎
あとは会計ソフト(freeeなど)によっては、
取引に電子データの領収証を添付できるので、取り込んでおくと仕訳に紐づけて検索もしやすくなります!
これは保存すべき?経費にするために残すべき書類
- ◯ メールで届いたPDF請求書 → 保管(フォルダ分け推奨)
- ◯ カフェの紙レシート(作業利用) → 保管(用途メモがあると◎)
- ◯ クレジットカード明細だけ → 領収書・請求書があれば安心。明細だけだと弱い。
- △ 現金支払いで証拠なし → 極力避けたい。メモや出金伝票だけでも残すべき!
◆参考記事

【ラクに続ける!】レシート整理・保存の習慣化アイデア
- 📂 紙のレシート → ジャバラファイル or 月別に封筒にまとめる
- 💻 PDF・画像 → GoogleドライブやDropboxで整理(会計システムでもOK)
- 📝 毎月1回「経費チェック日」をつくる
習慣化がカギ!
1ヶ月分をまとめてチェックするだけでも、確定申告の時かなり気がラクになります。
◆参考記事

【まとめ】経費で落とすには“説明できる保管”がカギ!
- 領収書・レシートは義務だけじゃなく、税務署への“説明ツール”
- 紙もデータも「いつ・どこで・何に使った」がわかるものを保管
- 管理がラクな仕組みをつくれば確定申告も怖くない!
ちゃんと保存できていれば、いざというときに慌てなくて済みます。
\ 経理の不安を減らしたい方へ /
「これ経費になる?」「保存の仕方これで合ってる?」
そんなお悩みはクリエイター業に強い税理士がサポートします!