こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「旅先でも作業できるのがフリーランスの特権!」
「自然の中の方が、いいアイデア浮かぶ気がする」
そんな理由から、ワーケーション=仕事+旅行を取り入れるクリエイターさんも増えてきました。
でも、そこで気になるのがこの疑問👇
「これって、経費にして大丈夫?」
この記事では、“ワーケーション費用”を経費にできるかどうか判断するポイントを、
クリエイターさん向けにやさしく整理していきます!
① 仕事のための出費かどうか?が最重要
まず大前提として、経費にできるかどうかの判断基準は「仕事のためかどうか」です。
つまり、
- 打ち合わせや取材のための移動
- 撮影や制作を目的とした滞在
- 創作活動に必要な現地調査や資料収集
こういった目的であれば、宿泊費や交通費も経費計上できる可能性が高いです。
逆に「旅行ついでにちょっと作業しただけ」「完全なプライベート」だと、経費にはできません。
ほかにも、「オンライン打ち合わせをしたら経費にできる」って話を聞いたことがあるかも知れません。
でも、オンライン打ち合わせをすることと、旅行先に滞在することには業務関係性が全くなく、NGなので注意!
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② 「証拠」があると、説得力が増す!
ワーケーションの経費でよくあるのが、「本当に仕事してたの?」と見なされやすい問題。
だからこそ、「これは仕事のためでした!」という証拠をきちんと残しておくのがおすすめです。
たとえば、こういう証拠👇
- 旅先での作業や打ち合わせの記録(写真・スケジュール)
- 現地で完成した作品や、撮影データ
- 仕事に関係した領収書や、SNS発信のスクショ
「なぜそこに行ったのか」「そこで何をしたのか」が分かるだけで、
経費としての信頼度がグンと上がりますよ!
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③ 按分(あんぶん)するケースもあるよ
たとえば、
- 2泊3日で、1日は完全に観光、2日間は取材と制作
- 交通費・宿泊費は家族分と合わせて支払い
こういったケースでは、「一部だけ経費にする=按分」という方法もあります。
交通費・宿泊費・食事代などを、
仕事の割合に応じて分けて計上するイメージです。
この按分ができていれば、「完全な私的旅行です」と誤解されにくくなります。
割合を決めるときは、人数や「旅程の3割」を仕事時間に充ててた等、
実際のスケジュールに合わせた計算の根拠もあわせて残しておくと安心ですよ!
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Q&A:ワーケーション経費でよくある疑問
Q.「旅先での作業風景をSNSに載せてます」これも証拠になりますか?
A. なります!
特に、仕事に関連する内容(作業の様子・完成品の一部など)があると説得力が上がります。
Q. ワーケーションって何泊までがセーフ?
A. 泊数よりも「目的が何か」が重要。
長期間でも、明確な業務目的があれば経費にできるケースはあります。
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まとめ │ クリエイターのワーケーション、経費にできる条件とは?
- 「仕事のためだったかどうか」が経費判断のカギ
- 現地での作業記録やSNS投稿は“証拠”になる
- 私的要素がある場合は、按分(あんぶん)で調整も
旅と仕事の両立、うまくできたら最高ですよね!
明確にお仕事の実態があるときは、しっかり記録を残して、安心して経費にしましょう!