こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「この世界観のBGM、どう作るべきか…」
そんなとき、ゲームや映画を買って雰囲気を研究するってありますよね。
でもちょっと気になるのが、「参考用に買ったゲームや映画」って、経費になるの?という疑問。
今回は、作品の参考資料として購入したコンテンツが経費になるかどうか、税理士目線でやさしく解説します。
① ポイントは「業務との関連性」と「記録」
経費として認められるためには、“業務との明確な関連性”が必要です。
たとえばこんなケースはOK!
- ゲームBGM制作依頼が来て、参考として世界観の近いゲームをプレイ
- クライアントが映画の雰囲気を指定 → その映画を観て音作りに反映
- 特定のジャンルを研究するための「資料」として購入・視聴
ただし、娯楽目的に見えるとNG…!
プライベートっぽい性質のものは、使い方・説明が大事になります。
② 経費にするには「資料性」を証明しよう
以下のような対応をしておくと、税務署に突っ込まれても安心です👇
- 作品タイトル・購入理由・制作案件名などをメモ
- 視聴・プレイした感想や要点、使った場面などの記録
- 実際にそのコンテンツを参考にしたことが分かる制作物(MP3ファイル、完成納品など)
つまり、「この支出がなければ作品が作れなかった or 質を高められなかった」と説明できればOKです。
ただ「参考にした」と主張すればいいってわけではなくて、
納得できる、客観的な理由・根拠を用意するようにしましょう!
◆おすすめ記事

【個人事業主の経費】ソシャゲ課金・ガチャ代は経費になる?税理士が判断基準を解説!
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「このゲームの課金って、経費にできるの?」YouTube配信、漫画制作、ゲーム開発など、創作活動の中でゲームに関わる人にとって、ガチャ代や課金費用が経費になるかは気になるところで...

【マンガやゲームは経費になる?】クリエイターが知っておきたい“資料代”の考え方
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「このマンガ、仕事に関係あるし…経費になるのかな?」「ゲームをプレイするのも、資料研究のうち?」フリーランスのイラストレーター、漫画家、作曲家、ゲーム制作者など、クリエイター業の...

【アビテックスって経費になる?】防音室の減価償却と耐用年数、税理士が解説!
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!自宅で音楽制作・練習を行う人や、配信業をやっている人は、ヤマハの防音室「アビテックス」を導入されている方も少なくないんじゃないでしょうか?今回はこの「アビテックス」、経費にできる...
③ プライベートと完全に混ざってるとアウト
一番避けたいのは、「参考用です!」と言いつつ、
ただ普通に楽しんで終わっただけの支出になってしまうこと。
とくにゲームは趣味嗜好の色が強いので、
もともと「本当に経費?」って突っ込まれやすい性質があります。
家族でプレイしてるとか、長時間娯楽だけで使用、レビュー記事・制作物が何もないなど、
実態が伴っていないと経費否認される可能性が高いです。
まとめ|「仕事のため」が伝わる使い方を
- ゲームや映画も、仕事に必要なら資料費として経費になる
- 購入理由や使い方を記録しておくと安心
- 楽しむだけの支出にならないよう、資料性を大事に!
「これは参考になる…!」と思って買ったコンテンツ、うまく活用して、しっかり経費化していきましょう!
\ 資料として買ったゲーム、経費にできる? /
「参考用だったけど、どう説明すればいい?」
「使った証拠って必要?」
そんな疑問も、クリエイター特化の税理士が丁寧にサポートします!