こんにちは！
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です！
個人事業主のクリエイターとして活動していると、
「ちょっとだけ安くしてもらえませんか？」
こういうこと、言われたりしますよね。
悪気なく言っているのは分かる。でも、なんとなくモヤっとする。
この「値引き交渉」、どう対応するのが正解なんでしょうか？
この記事では値引き交渉を受けた場合の対応の仕方について、
クリエイターさん向けにやさしく紹介します！
値引きに応じる＝確実に損、ではないけど…
まず前提として、値引き交渉そのものは、珍しいことではありません。
「単に安くしてほしい」というだけでなく、相手の予算や事情による相談、というケースもあります。
ただ、こちらとしては「簡単に値引きすると、価格の基準がブレる」というのが悩ましいポイント。
- 「この人に値引きすると、他の人とのバランスが取れない」
- 「値引きしてくれた！って口コミ流されたらどうしよう」
真面目な人ほど、考えこんでしまいますよね。
◆おすすめ記事
価格って、作品の価値だけじゃなく“対応力”も含まれてる
そもそもクリエイターさんの創作に対する報酬って、単純な作業量だけじゃなく
- イメージをくみ取る力
- 柔軟な修正対応
- 納期厳守の信頼性
こういった“目に見えないスキル”も含まれているんです。
もしオーダーメイドならなおさらの話。
だから、値引きは「ただ安くする」ことじゃなく、
その値段を構成する「価値の一部を手放す」ことになる場合も…。
「一回だけならいいかな」って思ったときは、
その値引きをすることで自分のブランド価値を下げることにはならないか、考えてあげましょうね。
◆おすすめ記事
それでも交渉されたら？やさしく断るコツ
もし値引きをお願いされたときでも、強くNOと突き放す必要はありません。
たとえば、こんな風に返すのがおすすめです👇
Q.「もう少し安くなりませんか？」と言われたら
ありがとうございます！
こちらの価格は、内容や納期・修正対応などを含めたお見積りです。
ご予算に応じたご提案もできますので、少し調整した内容で再提案させていただきますね。
こんな感じで、“価格を下げる”のではなく、
“見積り価格を分解して、修正回数や納期を調整することで値段を安くする”提案に切り替えるのがコツ！
これにより、相手からすれば寄り添ってくれた感がありますし、
こちらとしても、自分が損しない形で受注ができるかもしれません。
◆おすすめ記事
値引きに応じるなら、線引きをはっきり
値引きに応じるときは、自分の中で
- 「どこまでならOKか」
- 「どの作業をサービスできそうか」
- 「今回だけ特例にする理由」
このあたりを決めておくと、あとで「やっぱり受けなきゃよかったかも…」となりにくいです。
もし「今回だけ特別に」と値引きする場合でも、
「今回は〇〇だから値引き。次は値引きなしの金額になる」ことをきちんと伝えるようにしましょう。
まとめ｜値引き要求を受けたら、まずは代替案で寄り添ってみる
- 値引きをされても、まずは感謝と丁寧な対応からスタート
- そのまま安くせず、“内容調整”で代替案を出してみて
- 断るときは「価値」も含めて説明するとスムーズに伝わる
あなたの作品やサービスには、それだけの価値があります。お互い寄り添える形での受注が理想。
合理的じゃない値引き交渉には応じなくてOK！
＼ 価格の相談に心がモヤっとしたら ／
値引きや単価交渉…「この対応でよかったのかな？」と感じたら、
クリエイター特化の税理士が、あなたの不安に寄り添いながら今後の対応をサポートします。
