こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「生活防衛資金を貯めるまでは、ひたすら節約しなきゃ」
「老後のために、今お金があるうちにどんどん投資をしておきたい」
個人事業主さんは、数年先も同じようにお金を稼ぎ続けられるか分からないからこそ、
資産形成をしておくことってとても大事ですよね。
でも、お金を使って経験を積むことで、
それが自分のなかで創作を加速させるタネになることもあります。
そこでこの記事では、貯金・投資のスピードを少し抑えてでも体験にお金を使うべき理由について、
税理士の目線でわかりやすく整理してみました!
将来の生活に意識を向けすぎるあまり、
お金を使うことが怖くなっているクリエイターさんは、ぜひ読んでみてくださいね!
お金があるに越したことはないけど…
好きなご飯を食べたり、居心地のいい場所に住んだり、自分が好きなことをするために、
お金があるに越したことはありません。
でも、そもそもお金って「何かに使う目的があるときに必要なもの」であって、
お金を増やすことそのものはゴールじゃないハズ。
また、収入の一部を貯金・投資に向けるということは、
その分だけ、自由に使えるお金が減るということでもあり、
「いまお金を使うことで体験できること」の選択肢が少なくなるという見方もできますよね。
もちろん将来に備えてお金を貯める・増やす習慣づくりは間違いなく大事ですが、
体験することにお金を使うことを避けるようになってしまうと、ちょっと行き過ぎかもしれません。
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理由① 体験は「作品を生み出すタネ」になる
「旅行で〇〇に行ったときに閃いた」
「全然興味なかったけど、友達の誘いで〇〇に参加したことがきっかけになった」
創作のきっかけって、ちょっとした非日常が刺激になって生まれることが少なくないですよね。
たとえば、
- 旅行で感じた空気感・景色
- イベントで出会った人との会話
- 映画館で心を揺らした作品
- ライブで震えた感情
- 普段使わない特殊な機材
こういった体験は、ただYoutubeで動画を見たりレビュー記事を読むだけじゃなく、
実際に自分で経験してみることで、あらたな作品を生み出すタネになります。
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理由② 体験は「創作を続ける力」になる
また、目の前のお仕事をこなすだけの生活が続いてしまうと、
インプット不足や気力の低下を招いてしまいますよね。
そんなときに、あえてお金を使って非日常を体験することで、
自分の感覚を呼び戻すいい刺激になって、気持ちを戻してくれることがあります。
たとえば、
- 写真展を見て、「撮る」ということの魅力を再発見する
- ライブで涙して、歌詞を書きたくなる
- 街の風景に心を動かされ、作品を描きたくなる
- 旅先で聞いた話が、お仕事をする活力になる
こういった時間は、長くお仕事を続けていくうえで何回も直面することになる、
「なんのためにこの仕事をしてるんだっけ?」という問いに対する答えをくれますよ。
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理由③ 体験に使ったお金は経費になる余地がある
これは税理士的ならではの視点ですが、
体験に使ったお金は、内容によって作品や発信の研究材料として経費にできる余地があります。
具体的には、
- 旅先で撮影・取材 → 旅費交通費・会議費
- 映画・展示・ライブ → 資料代・研修費
- 新しい機材への投資 → 消耗品費・工具器具備品
といった感じで、創作活動とのつながりが明確にある場合には経費計上が可能。
もちろん目的や実態が必要ですが、
仕事とつながる体験は経費として扱える可能性があるため、
「ただお金がなくなるだけ」と考えずに済むと、少し抵抗が薄れるかもしれません。
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まとめ │ お金を程よく使うことが、お仕事の拡大にもつながる
- お金はそもそも何かの目的で使うためにあるもの
- 非日常な体験にお金を使うことが、仕事にも活きる
- 体験に使ったお金は、経費になる可能性も高い
