完全オンライン対応のお客様への課題

税務関連

こんにちは、三橋裕樹です!

私の事務所は完全オンラインで対応させて頂いているお客様が多いのですが、
新型コロナウイルス感染症の影響で、世間的にもその流れは加速しているように感じます。

完全オンライン対応というと響きは良いですが、
実際にお客様とお会いする機会がないからこその課題もあったり。

資料の回収が遅れやすい

お客様と直接お会いする機会がないと、
資料の回収が遅れやすくなる傾向があります。

「〇月〇日に打ち合わせ」というある種の”締め切り”があると
皆さん頑張って資料を揃えてくれるのですが、

オンライン対応の場合は
自分のタイミングで資料を送ることができるため、

「よし、そのうちやろう」って気持ちになりやすいんですよね。

もちろんなかには
きちんと定期的に送付してくれる人もいますが、

「送りまーす」と数か月前に言ったきり
督促しても音沙汰がなくなってしまう人も…。

資料回収もお仕事の一つではありますが、
お客様側が積極的に協力してくれないと難しいですね。

連絡を適時に見てもらえない

直接お会いする機会があるお客様に比べて、
完全オンライン対応のお客様はこちらの連絡を適時に見てもらえないことが多いです。

チャットツールを用いてお客様に質問・提案をしても
数週間後に返信が返ってきたり、

場合によっては何もレスポンスをもらえず
こちらから督促することも…。

私の場合、顧問ではない確定申告のお客様にも
必要に応じて「期日までに申請しないと損しますよー」という連絡をすることがあるのですが、

そういった連絡もなかなか見てもらえない(既読がつかない)と
「どうしたもんかな…」って考えてしまいます。

(顧問契約でなければ、そういう連絡をする必要も本来ないのですが…)

潜在的な悩みを吸い上げにくい

あとは、完全オンライン対応の場合には、
潜在的な悩みを吸い上げるのが少し大変かな、という感覚があります。

コンサル本を見ると必ずといっていいほど
「お客様が相談してきたこと以外にこそ本当の問題がある」ということが書かれており、

確かに直接会ってお話をしていると、
ふと「そういえばあれって」という相談をしてくれるもの。

ただ、オンライン対応の場合には
事前に相談事項を列挙してくれていても、それ以上のことは聞けなかったりします。

私の場合は「こういうことってどう対処してます?」とか、
「こういう悩みはあったりしますか?」といった感じで、

想定される悩みを実際に聞いてみることが多いのですが、
それでも100%解消できているかと言ったらそんなことはないでしょう。

 

今回挙げた課題は、今後も悩みのタネになりやすい話なので、
お客様と良好な関係を築きつつ少しずつ解消してきたいですね。

 

◆編集後記

今日は東京地方税理士協同組合からもらったまま使っていなかった利用券を、初めて使用して書籍を1冊注文しました。

専門書は基本的に高いので、こういう還元は助かりますね。