売上が安定することで、かえって面白そうな新規案件をお断りすることも

独立開業

こんにちは、三橋裕樹です!

独立開業後、最初のハードルは
生活費と固定費を稼ぐこと。

事業を拡大する気持ちが強くても
まずはお金が底を尽きないように売上を増加させなければなりません。

いつかは自分が面白いと感じる案件だけで
収入を安定させられるようになることを夢見て、

最初のうちは本音と折り合いをつけながら
仕事をしている方も多いかと思います。

ただ、売上が安定してきたことで
面白そうな新規案件があってもお断りする状況にもなりやすいものです。

働く時間を増やす必要がなくなる

ほとんどの人にとって
仕事は生きるうえでの目的ではありません。

なので今以上に働かなくても
満足のいく生活ができているのであれば

わざわざ働く時間を増やす必要もないですよね。

仕事を増やせば増やすほど
誰かに任せない限り労働時間は増えていくので

収入に満足してくると
新規案件を取りにいく熱も冷めてくるもの。

「面白そうな案件はあるけど、
自由に使える時間が減るから仕事を増やさない」

ここまでじゃなくとも、

「忙しくなるのはちょっと嫌だなぁ」と思う個人事業主の方は
想像以上にいるものです。

(忙しくなりたくないから独立した、という方もいるので)

単価を下げることに強い抵抗が出てくる

また、食べていけるくらいに収入が安定してくると、
単価を下げることに強い抵抗が出てきます。

独立開業時に比べたら
スキルアップをしているハズですし、

収入にそこまで困っていなければ
わざわざ自分を安売りする必要もありません。

なので単価が低いことを理由に
案件をお断りすることって結構あると思うんですが、

私の経験や同業者の話を踏まえると、
面白そうな案件ほど単価はそこまで高くないことが多く。

報酬金額が多額であっても
それ以上に工数がかかる仕事だったりするんですよね。

 

ただ、これは考えてみるとこれは仕方のない面がありまして。

利益率を上げるためには
楽な仕事をどんどん受注すれば良いわけですが、

それが楽しいかというと別の話。

じゃあ楽しいと思うような案件がどういうものかというと、

お客様と一緒に悩みながら創りあげていく、
タフだけどやりがいのある仕事なのかなと考えてます。

そうすると稼働工数がどうしても増えるため
最初のうちは単価は低くなってしまうのも無理ありません。

関与のタイミングから
タイムチャージを承諾してくれるお客様なんて一握りなので

いつかビジネスが成功したときに
報酬をグッと上げてもらうことを期待するわけですが、

ビジネスがうまくいくか、
うまくいったときにリターンしてくれるか、

こういった未来のことは誰にも分かりません。

それだったらわざわざ単価を下げてまで働く必要って、
あんまり感じないですよね。

拡大しながら理想の案件探し

拡大しきってしまうと
収入は安定するかも知れませんが、

仕事量がパンパンになってしまい
新規案件を受けられる余裕も無くなりやすいです。

拡大をしながら
理想の案件探しを進めていきましょう。

 

◆新しいこと

ある物件の電話相談。