こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「セーブデータ検証のために同じゲームソフトを10本買うつもり!」
「仕様検証のために、国内版・海外版・前期・後期のゲームを買うのは経費になる?」
「Switch版、PS5版、それぞれの比較のために両方必要…」
こういったゲーム実況者さん、配信者さん、ゲームプログラマーさんもいますよね!
この記事では、同じゲームソフトの複数購入が経費になるかどうかについて、
クリエイターさん向けにやさしく解説していきます!
基本は「仕事目的で使っているか」が判断のカギ
大前提として、経費になるかどうかは、
「その出費が売上を上げるために必要だったかどうか」で決まります!
- 配信などのお仕事で必要な支出 → 経費にできる可能性あり
- 趣味やコレクション目的 → 経費にはできない
そのため、配信・動画制作のために同じゲームソフトを複数本購入した場合でも、
「仕事に使う」という目的と実態があれば経費にできる可能性あり!
経費として処理するためには、
- なぜ1本ではなく、複数本が必要だったのか?
- どんな動画・企画で使用したのか?
- 本当に仕事に使われた証拠(実績)があるか?
このような「使った理由」と「使った実績」がセットで説明できることが大事!
逆に、「なんとなく必要だと思って、多めに買っといた」、「特典欲しさに買った」だけでは、
税務調査では「私的な支出」とみなされ、経費にできない可能性が高いです…。
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複数購入が仕事とつながるパターン例
「同じゲームを何本も買うなんて…」と思われがちですが、
企画の内容によっては、複数購入しないと成り立たないこともあると思います。
たとえば、こんな使い方は「仕事目的」として認められる可能性も👇
- 異なるプラットフォームでの動作検証(Switch版とPS5版の比較など)
- バグ検証・仕様比較の企画(複数の環境で進行不能バグの有無を検証など)
- 限定版と通常版の違いを紹介する動画制作(特典の中身を開封しながら、レビューなど)
- バージョン違い、初期版とアップデート後の差を比較(ゲームバランスや挙動の比較など)
- レトロゲームのセーブデータ検証企画(イベント配布アイテムや、強キャラデータ探しなど)
こういった企画は、視聴者にとっても興味が湧きやすいテーマなので、
再生回数アップによる収益増加にもつながるようであれば、経費としての説明も説得力が増します!
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数や頻度が多いときは説明できる状態にしておこう
ただし、あまりに頻繁に同じゲームを買っていたり、
- 使わず積んでいるソフトが多すぎる
- 動画や配信に出てこないゲームも大量にある
こういった場合は、「本当に仕事のため?」と疑われやすくなります。
そのため、プライベートで楽しむ目的のものは経費にせず、
あくまで実際に「仕事用」として使ったソフトのみを経費にするようにしましょう!
そして経費にするときに大事なのが、コレ👇
- 動画・配信タイトルに使用ゲームが含まれていること
- 検証内容や購入理由を帳簿メモに残しておくこと
- タイトルのバージョンやプラットフォームの違いが明確であること
こういった説明ができる状態にしておくことで、
複数購入も「売上を上げるために必要な支出だった」と主張しやすくなります!
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プラットフォーム違いは別物として扱える?
「同じタイトルだけど、プラットフォームが違うなら経費にできる?」
これも気になる点ですよね!
結論を言うと、同一タイトルでもSwitch版とPS5版、Steam版など、
「仕事において、別プラットフォームの商品を買う必要性がある」なら経費にできます!
もちろん、これに限らずですが、
同じタイトルでも、あえて買うのはこういった理由がある場合も👇
- 操作性や画質、仕様が異なることが多い
- 使用するためのハードが異なる=別環境での検証になる
- レビュー・比較系の企画での違いが明確に説明できる
「好きな作品だからコレクションしたかった」というような私的な理由じゃなく、
きちんとそれぞれお仕事に使っているのであれば、経費にして問題ありません!
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Q&A:ゲーム代に関するあるあるなお悩み
Q. 家族や友人にプレゼントする目的でも買ってるけど…?
A. プレゼントや私的利用は経費になりません!
動画内で企画として視聴者プレゼントを行う場合などは、演出として明記・記録を残しましょう!
Q. 同じタイトルを4〜5本買うのはやりすぎ?
A. 数だけでは判断できませんが、
「動画内で全て使っている」「比較対象として使い分けている」など、
実態に応じて説明できるようにしておきましょう!
まとめ │ 同じゲームを複数買っても「理由があれば」経費にできる!
- 配信や企画で必要だったなら、同一タイトルを複数買っても経費にできる可能性あり
- 趣味・収集目的と区別し、記録を残して説明できるように
- プラットフォーム違いでも、「仕事としての目的」があれば経費にできる
複数購入の理由・使用記録を残して、仕事に関係する分はしっかり経費にしましょう!
\ ゲーム配信の経費判断、不安があったら /
ゲームソフトの複数購入、収集との線引き、プレゼント企画の扱い…
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