【iDeCoと小規模企業共済、どっち?】クリエイターが老後と節税を考えるときの比較ガイド

クリエイターの税金・申告関係
スポンサーリンク

こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「そろそろ老後のことも考えなきゃかな…」

「節税になるって聞くけど、iDeCoと小規模企業共済ってどう違うの?」

そんな疑問を持ったこと、ありませんか?

 

この記事では、iDeCoと小規模企業共済の違いと、どんな人にどっちが向いているかを、

クリエイターさん向けに分かりやすく整理してみます!

 

スポンサーリンク

iDeCoって何?ざっくり特徴

iDeCo(イデコ)の正式名称は、個人型確定拠出年金

自分で投資信託などにお金を積み立てて、将来の“年金”として受け取る制度です。

 

特徴はこんな感じ👇

  • 掛金は月5,000円〜(原則、MAXは月68,000円)
  • 運用先を自分で選ぶ(投資信託 or 定期預金など)
  • 60歳まで引き出せない
  • 出したお金が全額所得控除(=節税)になる

コツコツ運用が好きな人や、「将来の年金は自分で作っていくぞ」ってタイプにおすすめ!

 

◆おすすめ記事

税理士・1級FP技能士が解説!個人事業主におすすめの初心者向け資産形成の始め方
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!作曲家さん、漫画家さん、イラストレーターさんなど、日々創作に励む皆さんから、こんな相談をよくいただきます。「将来のためにお金を貯めたいけど、何から始めたらいいかわからない…」「税...
預金があれば投資しなくても安心?クリエイターが知るべきお金の守り方・育て方!
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!クリエイター業は収入の変動が激しい傾向が強いため、ある年作品が大きくバズって多額の収入が入ってきてもまずは貯金しておく方が多いかと思います。もちろん、預金はとっても大事な“守り”...

 

小規模企業共済って何?ざっくり特徴

小規模企業共済は、フリーランスや自営業者向けの“退職金”制度

国の機関である中小機構にお金を預けて、代わりに運用してもらう制度です。

 

特徴はこんな感じ👇

  • 掛金は月1,000円〜70,000円(途中変更もOK)
  • 運用先は自分で選べない
  • 廃業などで受け取りOK(廃業しないで解約すると元本割れ)
  • 出したお金が全額所得控除(=節税)になる

「将来、まとまったお金を受け取りたい」、「廃業時に備えたい」という人に向いてます!

 

◆おすすめ記事

【収入が安定してきたら?】クリエイターのための資産形成・投資のはじめ方
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!毎月の収入がある程度安定してきたとき、ふと感じることはありませんか?「このまま貯金だけで大丈夫かな」「投資って始めたほうがいいのかな」この記事では、そんな悩みを持ち始めたクリエイ...

 

どっちがいいの?ざっくり比較で見るポイント

比較するとこんな感じです👇

項目 iDeCo 小規模企業共済
節税効果 ◎(全額控除) ◎(全額控除)
引き出しやすさ ×(60歳まで不可) 〇(廃業時)
運用の自由度 高い(投資商品を選ぶ) なし(勝手に運用される)
将来の受け取り 年金 or 一括 一括 or 分割(退職金)
向いてる人 自分で運用成果を確認したい人 お任せしたい人

 

iDeCoは、証券会社に対して「この商品に投資して」って自分で選べること、

「今どれだけ増えたんだろ?」と運用成果を確認しやすいのが大きなメリット!

 

小規模企業共済は「廃業しない」場合、20年継続しないと元本割れするという性質があることと、

自分で運用成果を確認するのが難しいということもあって、個人的にはiDeCoの方がおすすめです。

 

◆おすすめ記事

【老後2,000万円ってムリ?】フリーランスの現実的な備え方と、今からできる3つのこと
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!結構前の話になってしまいますけど、「老後に2,000万円必要」ってニュース、見たことある方もいるかもしれません。でも正直、「そんなに貯められる気しないし…」って思っちゃいますよね...

 

Q&A:iDeCoと小規模企業共済に関するあるあるなお悩み

Q. 両方入るのはアリ?

A. ありです!私のお客様でも多くの人がダブル加入してます。

ただし資金に余裕がある人向けなので、まずは1つから試す方が安心かも!

 

Q. 売上が少ない時期でも始めた方がいい?

A. 続けられないときは掛金を減額することも可能ですが、無理に始めるのはやめましょう。

とくに小規模企業共済の場合、原則として掛金を0円にすることができません。

 

Q. どっちが「絶対お得」とかありますか?

A. それぞれの好みによります!

安定運用したい → 小規模共済

投資もやってみたい → iDeCo

など、自分の性格や働き方に合った方を選べばOKです!

 

◆おすすめ記事

【NISAとiDeCo、どっちがいい?】フリーランス・クリエイター目線の選び方
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「そろそろ資産運用も考えなきゃなぁ…」「NISAとかiDeCoって、聞いたことはあるけど、結局どっちがいいの?」そんな声を、最近クリエイターさんからもよく聞くようになりました。こ...

 

まとめ │ iDeCoと小規模企業共済、まずはゆるく知っておけば十分

  • iDeCoは「運用型の年金」、小規模共済は「退職金」のイメージ
  • どちらも全額控除で節税効果あり
  • 今すぐ入らなくても、「選べる知識」があるだけで安心

「こういう選択肢がある」って知ってるだけで、未来の安心度が変わります。

いつでも始められるので、焦らず、じっくり選んでいきましょうね。

 

\ iDeCo?小規模共済?迷ったら相談からでも /

あなたの収入や生活スタイルに合わせて、

無理なくできる節税と老後準備を、クリエイター特化の税理士がやさしくサポートしています。

お問い合わせはコチラ!