【セカンドハウスは経費になる?】クリエイターが知っておきたいメリットと税務の考え方

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「制作に集中できる場所が欲しい」

「都心と自然の往復でリズムを整えたい」

そんな想いから、セカンドハウス(仕事用の別宅)を検討するクリエイターさんも増えています。

 

でも、ふと気になるのが…

  • 借りたら経費になるの?
  • 所有したら減価償却できる?
  • 仕事とプライベートが混ざってても大丈夫?

といったことですよね!

 

この記事では、セカンドハウスを持つ・借りるメリットと、税務上の扱い方・注意点を、

クリエイターさん向けにやさしく解説していきます!

 

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セカンドハウスを持つメリットとは?

まずは、「仕事用に別宅を持つ」ことのリアルなメリットを整理してみましょう!

制作に集中できる環境を作れる

「仕事をするための拠点」として、仕事の効率を上げるための機材を遠慮なく置くことができるので、

より仕事に集中しやすくなる環境を作ることができます。

 

気分転換・メリハリでリズムが整う

同じ場所にこもりきりの生活よりも、場所を変えることで気分的にもメリハリがつきやすいです。

重ための作業のときは、仕事用の別宅でガッツリ仕事して、

軽めの作業のときは、自宅でのんびりしたペースで進める、なんて使い方も。

 

都会と郊外のいいとこ取りができる

たとえば、オフラインでの仕事、資料収集や機材選びをするときは都心の拠点で活動し、

都会の喧騒に疲れたら自宅でのんびりした時間を過ごす、

といった感じで「いいとこ取り」の生活ができるようになります。

 

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セカンドハウスを「借りる」場合の税務上の扱い

お仕事用のセカンドハウスとして賃貸物件を借りる場合、

家賃や水道光熱費、通信費などを経費にすることができます!

 

ただしポイントは「どれだけ仕事に使っているか?」という点。

たとえば👇

  • 週に2〜3日、撮影や編集、執筆で実際に利用している
  • 請求書の送付先や制作拠点としてクライアントに伝えている
  • 仕事用PC・機材などを常時設置している

こうした場合は、賃料の50〜80%程度を家事按分して経費計上できるケースもあります。

 

仕事用の拠点とはいえ、

週のうち何日かそこで寝泊まりしている実態もあるような場合は、

生活的要素があるとみなされるので、全額経費にするのはちょっと厳しいです。

 

また、ほとんど仕事で使ってなかったり、趣味部屋として使ってる場合は、

経費にすることはできません。

 

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セカンドハウスを「所有する」場合の注意点

もし仕事用の物件を購入して所有する場合は、

車や機材と同じように、減価償却という形で経費にしていくことになります。

水道光熱費や通信費の扱いについては、賃貸物件と同じ!

 

建物価格を取得価額として、

法定耐用年数に応じて少しずつ経費化していくのですが、ここで注意なのがこういう点👇

  • 土地部分は減価償却できない(購入価額を土地・建物と分ける必要がある)
  • 登記費用・リフォーム代も一部は資産計上になる
  • 家事按分の割合があいまいだと税務否認のリスクも

 

こちらも、賃貸物件と同じように「全部が経費になる!」というわけではなく、

使い方や記録の残し方次第で、かなり変わってくるというのがポイントです。

 

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経費にしたい場合のコツと注意点

セカンドハウスに限らず、経費にするには「根拠づけ」が重要!

たとえば、こんな記録を残しておくと安心です👇

  • その拠点で作業した日時や内容を、カレンダーや日報にメモ
  • 按分比率を計算したメモ

 

「自分の中で」じゃなく「誰に説明してもわかる形」で残すようにしておくと、

税務調査に当たったときも、無理なく説明できるようになります!

 

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Q&A:セカンドハウスに関するあるあるなお悩み

Q. セカンドハウスって、節税のために持つのはアリ?

A. 節税のためだけに持つのはおすすめしません!

でも、実際に仕事場として使う場合には経費にできますので、結果的に節税につながる可能性もあります。

 

Q. 家族や友人も使っていいの?

A. もちろん使ってOKですが、プライベートでの使用が増えると完全な仕事場とは言いにくくなります。

仕事との比率を明確にして、プライベート部分は経費に含めないようにしましょう。

 

Q. 一時的なサブスク型の貸別荘や拠点は?

A. 定額制のワーケーション拠点なども、利用頻度と仕事目的次第で経費にできる可能性があります!

「毎月1〜2回、撮影のために使っている」など具体性があるとベター。

ただし、プライベートでの利用を目的にしてる場合には、もちろん経費にできません。

 

まとめ │ セカンドハウスは「働き方を広げる選択肢」

  • クリエイターにとって、場所の変化は創作力に直結
  • 借りても買っても、仕事目的が明確なら経費化できる可能性アリ
  • 使い方と記録の残し方が、税務上のカギになる

セカンドハウスを持つことで、「暮らし方」と「働き方」の幅がグッと広がりますよ!

 

\ 家賃・光熱費、どこまで経費になる? /

「割合ってどう決めればいい?」「ほかに落とせる費用はある?」

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