こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「もっと仕事の幅を広げたい」「スキルアップしたい」
そう思って、資格の勉強や検定に挑戦するクリエイターさん、多いですよね。
でもふと、こんな疑問が浮かぶことありませんか?
「この勉強代や受験料、経費にしていいの?」
この記事では、資格取得や講座参加に使ったお金を、どこまで経費にできるのか?について、
クリエイターさん向けにやさしく解説します!
「仕事のため」の支出かどうかがカギ
まず前提として、経費になるのは“仕事に必要な支出”だけ!
たとえば、こんなケースなら基本的に経費にしてOK👇
- デザイン系の仕事をしていて、Illustratorの講座を受講
- 作曲家として活動していて、音響編集系の検定を受験
- 動画クリエイターが、映像編集ソフトの講座を購入
いずれも「今の仕事に直接関係しているスキルの取得」と考えられるので、
業務関連性が明確にあるっていえますよね!
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逆に「好きだから勉強したい」だけではNGに…?
ちょっと注意が必要なのは、こんなケース👇
- アロマが好きだから、アロマテラピー検定の勉強をする
- 旅行が好きだから、世界遺産検定の勉強をする
こういう場合は、「プライベートな側面が強い」「今の仕事とは無関係」と判断されやすく、
経費としてはNGになる可能性が高いです!
また、ちょっと注意したいのが、
- 税理士になるための講座代
- 宅建士の勉強の書籍代
- 鍼灸師になるための学費
こういった独占業務があったり、資格がないと開業できないような資格の勉強代は、
経費として認めないっていう判例があります。
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受験料・書籍代・通信講座…何が経費になる?
もし業務に直接関係するような資格取得であれば、
こういった支出は経費にできる可能性があります👇
- 講座の受講料
- テキスト・問題集などの書籍代
- 模試・実技練習などの費用
- 試験の受験量
- 試験当日の交通費
さすがに試験当日のお昼代は、経費にできないので注意…!
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確定申告に備えて、メモを残しておこう!
あとから「この支出って何のためだっけ?」ってならないように、
レシートや領収証に、
- 「〇〇の仕事で使う予定」
- 「既存業務に活かすために受講」
みたいなメモを残しておくと、税務調査の時でも説明しやすくなります!
また、会計ソフトに経費として登録するときも、
「〇〇資格の勉強代」といったような備考を仕訳に記録しておくようにしましょう!
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Q&A:資格の勉強代に関するあるあるなお悩み
Q. 受かったらOK?落ちたらNG?
A. 受かっても落ちても、あくまで「今の事業に必要だったかどうか」が判断基準です!
結果ではなく“目的”が大事!
Q. 趣味で受けた検定はどうなる?
A. 趣味の範囲(仕事に無関係)であれば、経費にはできません。
あくまで「仕事の一部として扱えるかどうか」で判断されます!
Q. オンライン講座も経費になる?
A. もちろんOK!
内容が事業に関連していれば、オンライン講座やサブスク教材も経費にできます!
まとめ │ 「今の仕事と関係あるかどうか」で考えよう
- スキルアップのための支出は、仕事に直結していれば経費OK
- 「夢の準備」や「趣味の延長」は経費NGになりやすい
- 講座のメモや用途を残しておくと、確定申告でも安心!
新しいスキルを学ぶとき出費も、経費にできるものはきちんと入れていきましょう!