こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「ライブで使う双眼鏡、作品づくりの資料にもなる気がするけど経費にできる?」
「推し活に使ってたら、さすがに経費はできないよね…?」
そんなお悩みを持つクリエイターさん、多いと思います!
この記事では、推し活にも必須アイテムの双眼鏡・オペラグラスが経費になるかについて、
クリエイターさん向けにやさしく整理してみました!
基本は「仕事のために行ったかどうか」
税務上、経費になるかどうかのポイントは、
その支出が、売上を得るために必要あるかどうかです!
- 創作・発信のために必要な支出 → 経費になる可能性あり
- 単にライブやイベントをプライベートで楽しむため → 経費にはできない
そのため、双眼鏡・オペラグラスであっても、
「仕事に使っている」という実態があるなら、経費にできる可能性あり!
たとえば、
- 作品づくりのために現地調査・資料集めとしてイベントに参加している
- ライブや現場レポをブログや動画で発信して収益を得ている
- イベントを通じて得たアイデアを、イラストや漫画、文章に落とし込んでいる
このように「自分がどう使っているか」「どんな形で仕事に活かしているか」を具体的に説明できると、
経費として処理しやすくなります。
◆おすすめ記事


「完全に趣味」なら経費NG。線引きが大事
一方で、以下のようなケースは経費としては難しいと考えられます👇
- 単純に「推しに会いたいから行った」だけ
- グッズを買ったけど、作品にも発信にも使っていない
- 誰にも見せていない・何にも活用していない
たとえば、「ライブで癒された」「テンションが上がった」「やる気が出た」といった気持ち、
すごく大事ですし、仕事のやる気にもつながりますよね!
でも、税務上は「そのイベント参加が、どう売上・仕事に結び付いているか」を、
客観的に説明できないと、経費として認められにくいです。
また、プライベートと混在しやすい出費は、「あとから何かに使う予定」と言うだけでは弱く、
「どういう目的で行って」、「実際にどう仕事に活かしたのか」という実態が大切!
後ろめたさ無しでイベントを楽しむためにも、
「これはプライベート用」という出費は、経費に入れないようにしましょう!
◆おすすめ記事


経費にするときに残しておきたい記録・メモ
推し活アイテムを経費にするときに大事なのは、
「実際にどう使ったか」「なぜ仕事に必要だったか」を説明できる状態にしておくこと!
具体的には、こんな記録やメモがあると安心👇
- ライブ後に書いたブログ・note記事などのURLを保存
- 制作した動画・イラスト・漫画の中で、グッズを使用している場面がある
- 帳簿に「ライブ取材のため双眼鏡使用」など、用途を具体的に記載
- 撮影小物や資料として明確に映っている、引用している制作物を保存
- そのイベントやグッズが仕事上のテーマや流れに沿っていることが説明できる
こういったメモがあるだけで、
「これは趣味ではなく、業務の一部だった」という説明がしやすくなります!
◆おすすめ記事


Q&A:双眼鏡、オペラグラスに関するあるあるなお悩み
Q. 高い双眼鏡でも、仕事の用途で使えば経費になる?
A. 売上に紐づく仕事で使っているなら経費にできます!
プライベートでも使う場合は、使用頻度や用途を記録して、家事按分するのもあり!
Q. ペンライトやうちわは?
A. 「仕事で必要だった」ことが説明できれば経費にできる余地はあります!
ただ、説明が難しい場合は経費に入れないようにしましょう…。
まとめ │ 推し活アイテムも「仕事用」なら経費になる
- 双眼鏡・オペラグラスも、発信・制作のために使うなら経費にできる可能性あり
- プライベートで楽しむための支出は、経費に入れないようにする
- 使用実績や記録を残しておくことで、説明しやすくなる
趣味っぽく見えても、仕事にきちんと結びつく支出は漏れなく経費にしましょう!