こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
機材やソフト、勉強のための教材など、
クリエイターさんは日々「買い物の判断」に迫られますよね。
その中でよくあるのが「安物買いの銭失い」。
安さにつられて買ったけど、すぐ壊れたり、結局買い直したり…。
気づけば余計にお金や時間を失ってしまうケース、わたしもよくありました。
そこでこの記事では、そんな「安物買いの銭失い」を避けるためのマインドセットを
クリエイターさん向けにやさしく整理していきます!
投資と浪費の違いを知る
「安物買いの銭失い」を防ぐ第一歩は、投資と浪費を見極めること!
同じ金額の出費でも、未来につながる使い方と、
その場限りで終わる使い方ではまったく価値が違います。
- 投資:作品の質が上がる、仕事効率が上がる、収益や信頼につながる買い物
- 浪費:安いけど機能が最低限、目的に合わない、具体的な使用用途が決まってない買い物
たとえばパソコンを安さだけで選ぶと、スペックが不十分だったり、負荷のかかる作業に弱かったりして、
せっかく買ったのに2年使うことすらシンドくなったりしますよね。
逆に、多少予算を超えるようなパソコンでも、
機能が充実していることで仕事時間の短縮につながったり、
4年くらいであれば全然問題なく使い続けることができたりします。
このような浪費と投資を分けるポイントは、
「買ったものが自分の時間やお金を増やしてくれるか」という視点です。
- 「経費になるし」と思ってセールで買った機材 → 仕事にほとんど使わずにお蔵入り → 浪費
- 友達や知人におすすめされたセミナー → その場で学びになると思っても、すぐ忘れた → 浪費
- 少し高めでも評価がとても高いイス → 長時間の作業でも疲れを感じにくい → 投資
- 今まさに仕事で必要なスキルの講座 → 学んだことが作品や収益に直結した → 投資
もちろん値段が安いのにきちんと使える機材もあれば、その逆もありますが、
「自分に具体的な効果がどのくらいあるか」を意識するだけで、安物買いの銭失いはかなり防げます。
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「買うときの値段」だけではなく「総合コスト」で考える
わたし自身もそうですが、安物買いに陥ってしまう人は、
購入時の値段だけで判断してしまうことが多いです。
でも、本当に見るべきは総合コスト。
いま出ていくお金だけじゃなく、トータルでどれだけお金や時間を使うかで判断しましょう。
具体的には、こういったことを考えてみるのがおすすめ👇
- 購入価格だけでなく、修理や買い直しのコストも含める(すぐ陳腐化、壊れる可能性はない?)
- 作業効率のロスもコストに入れる(スペックの違いで、1回の作業当たりどれくらいロスがある?)
- メンタルの消耗も見えないコスト(イライラでモチペ減少や、新たな浪費につながらない?)
- 値段がかなり高いものはリセールバリューも含めて考える(数年後でも高く売れるかも?)
とくに音響機材などは、「生産終了品で、当時の定価と同じくらいで売れる」なんてこともあったり。
一気に大きなお金を払うことへの抵抗ってどうしても出てきやすいですが、
クリエイターさんにとって時間と集中力は収入源そのもの。
だからこそ「総合コスト」で物を選ぶ視点を持つのは、
長期的な出費を抑えつつ、自分のパフォーマンスを守るための自己投資ともいえますよね。
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安物買いを防ぐためのマインドセット
また、買い物するときの基準を自分の中に持っておくと、
感覚や気分で選ぶことが少なくなり、余計な出費がぐっと減ります。
たとえば、
- 長く使うものはケチらない:パソコン・カメラ・椅子・机など、毎日使うものは投資と考える
- 一時的なものはレンタルや中古を検討:短期間しか使わないなら購入より効率的
- 「今すぐ必要か?」を一度考える:衝動買いを防ぎ、不要な浪費を減らす
- セールの誘惑に流されない:「安いから」ではなく「必要だから」を基準に
- 急ぎでなければ一晩寝かせてみる:冷静に考えても必要なものであれば投資になる可能性大
こういった基準で判断するクセをつけると、無駄な支出はかなり減っていくはず。
そして残ったお金を、さらに自分自身や事業の投資に充てることで、
クリエイターさんとしての活動の質や効率、人生の満足度をどんどん上げていきましょう!
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Q&A:浪費と投資に関するあるあるなお悩み
Q. イスはレビューが高かったらどれも変わらないんじゃない?
A. 見た目は同じように見えても、実際に長時間座ってみると疲労感が全然違います!
値段がそれなりにするものの、手が届きやすい範囲で長く使える椅子であれば、
AKRacingが本当におすすめです!
Q. セールの時に買わないと損じゃない?
A. 「欲しかったものがたまたま安くなっていた」ならOK!
値段の安さではなく、あくまで自分に必要かどうかで判断しましょう。
まとめ │ うまくお金を使うのも自己投資のひとつ
- 安さだけで選ぶと「買い直し・効率低下」で逆に損することが多い
- 投資と浪費を見極め、総合コストで判断することが大切
- 長く使うものは惜しまず投資し、短期的なものは工夫する