こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「在宅で仕事してるけど、家賃って経費にできるの?」
「スマホ代や光熱費ってどう処理するの?」
個人事業主として活動していると、こんな疑問が出てきませんか?
そんな時に覚えておきたいのが、「家事按分(かじあんぶん)」という考え方!
この記事では、在宅ワーク中心のクリエイターさんに向けて、
家事按分の基本と、代表的な対象経費・計算例をやさしく解説します!
そもそも家事按分って何?
家事按分というのは、プライベートと仕事で兼用している支出を、
「仕事に使った分だけ」経費にする方法です!
たとえば、
- 家賃(自宅で仕事をしている)
- スマホ代(仕事の連絡にも私用にも使う)
- 電気代(パソコンや照明などで仕事中にも使う)
こういった支出は、全部を経費にするのはNG!
でも、仕事に使った割合なら経費にできるというのが「家事按分」です。
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家事按分できる経費の例と、その理由をかんたん解説
以下は、クリエイターさんによくある「按分OK」な支出です👇
費用の種類 | 対象になりうる理由 |
---|---|
家賃 | 在宅で作業している場合は一部を経費化できる |
電気・水道・ガス | 照明・パソコン使用・空調など業務で消費 |
スマホ・ネット回線 | 連絡・ファイル送信・SNS発信などで使用 |
車両費 | 打ち合わせ・資料の運搬など仕事で使った分のみ |
個人事業主の場合は、生活と仕事が直結してるからこそ、
「これはプライベートでも使ってるし…」という支出も一部は経費にできる余地があるので、
漏れなく経費にするようにしましょう!
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按分割合の決め方と計算のしかたを具体例で紹介
按分をする際は、「仕事にどのくらい使っているか」を説明できる根拠をメモに残しておきましょう!
たとえば、こんな根拠👇
- 家の間取りや仕事スペースの広さ
- 平日の作業時間や使用状況
- スマホの通話履歴やアプリ利用の内訳
適当すぎる、かつ高すぎる按分割合(たとえば家賃の90%など)は、
税務調査で否認されるリスクも…!
生活スペースと明確に分けられない場合は、30%〜50%くらいで按分するのが一般的です。
これは自動車を一部お仕事で使ってる場合も同じです!
計算方法
たとえば:自宅の家賃が月80,000円、仕事スペースは4畳(全体の8畳中)
→ 仕事で使ってる割合は 50%
→ 経費にできる家賃は 80,000円 × 50% = 40,000円
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Q&A:家事按分に関するあるあるなお悩み
Q. 家賃はどれくらい経費にしていいの?
A. 「仕事部屋があるか」「どのくらいの時間を仕事に使っているか」で割合を決めます!
たとえば、1LDKのうち1部屋を仕事専用にしていて、
そこを平日8時間使っていれば、家賃の30〜40%を経費にする人が多いです。
Q. スマホ代やWi-Fi代も経費にできる?
A. 仕事とプライベートで両方使っている場合は、使用割合で分ける(按分する)のが基本!
たとえば「仕事7割・プライベート3割」なら、7割だけ経費に計上します。
もし仕事専用のスマホがあるなら、そっちは全額経費にしてOK!
Q. 「適正な按分」ってどう決めればいいの?
A. たとえば「面積割合」「使用時間」「利用頻度」など!
あとから説明できる根拠を用意しておけばOKです!
まとめ:家事按分は「常識の範囲」で、しっかり記録しておこう!
- 在宅フリーランスには家事按分は超重要!
- 対象になるのは「仕事とプライベートで兼用している費用」
- 按分割合は30〜50%がひとつの目安
- 根拠や使用状況のメモを残しておくと安心!
経費は「何となく」ではなく、納得できる根拠をもって処理することで、
万が一の調査にも対応しやすくなりますよ!
\ 経費まわりのモヤモヤ、税理士と一緒に整理しませんか? /
「この支出、何割くらいなら経費でいける?」
「そもそも対象になるのかわからない…」
そんなときは、クリエイター特化の税理士にぜひご相談ください!