こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
自宅で仕事をしているクリエイターさんにとって、
地味に悩ましいのが「電気代って経費にしていいの?」問題。
特に、冷暖房費(エアコンの電気代)って、仕事でもプライベートでも使ってるから、
全部経費にしていいのか、毎回悩んでしまう…という人も多いです。
そこで、この記事では、冷房・暖房代を経費にする考え方=“家事按分”について、
クリエイターさん向けにわかりやすく解説します!
そもそも「家事按分」ってなに?
家事按分(かじあんぶん)っていうのは、
「仕事とプライベート、両方で使ってる支出」を“仕事に使った割合だけ”経費にすること!
たとえば、こういったものが該当します👇
- 電気代
- 水道代
- ガス代
- ネット代
- スマホ代
- 家賃
100%仕事で使ってるわけじゃないけど、一部は確実に仕事用だよね…という支出を、
使った割合(按分率)を自分で決めて、経費化してOKというルール!
◆おすすめ記事


冷暖房代を経費にするにはどうする?
冷房・暖房代を含む電気代は、
基本的に「家全体の電気代のうち、仕事部屋の使用分だけ」を経費にすることが多いです!
ただ、明確に「洋室の電気代は〇〇円」と区分して把握することはできないので、
- 仕事に使ってる部屋の広さ
- 1日のうち、何時間仕事しているか
こういった要素をもとに、
「〇%くらいは仕事のための電気代かな」という計算をして、按分割合を決定します。
◆おすすめ記事

家事按分の計算のしかた(ざっくり)
ざっくりとした計算例ですが、こんな感じです👇
- 電気代が月1万円
- 家の広さが50㎡、そのうち10㎡の一室で仕事
この場合、「全体のうち約20%が仕事スペース」として、
1万円 × 20% = 2,000円
この2,000円を経費にしてOK!
1日の使用時間や、季節によって電気代の変動はありますけど、
“合理的に算定された割合”といえる根拠があれば、経費にして大丈夫!
◆おすすめ記事


クリエイターがさんがやりがちな注意ポイント
ここで、実務上目にすることがある注意すべきケースを紹介👇
- 「電気代を全部経費にしてる」と、税務調査で突っ込まれる可能性が高い
- 「按分の根拠がまったくない」と、経費として認められないケースも
- 「とりあえず半分にしておけばセーフでしょ」みたいなざっくり過ぎる按分もNG
プライベートと混同しやすい支出は税務調査で必ずチェックされるので、
きちんと按分の根拠は残しておきましょう!
◆おすすめ記事

Q&A:冷房・暖房代に関するあるあるなお悩み
Q. 按分の根拠って、どう残せばいい?
A. ノートやメモに「広さ」「使用時間」などをざっくり記録しておくだけでも十分です!
「どういう計算をしてその割合になったのか」を説明できるようにしましょう!
Q. 明らかに冷房・暖房を使った月は電気代が高い…
A. その月だけ按分割合を変えるのもアリ!
冷房・暖房を使った月の記録と、他の月に比べて電気代が高いことを証拠として残しましょう!
まとめ │ 冷暖房費も“ちゃんと理由があれば”経費OK!
- 家事按分は「仕事とプライベートの割合」で経費を決める方法
- 冷暖房代を含む電気代も“仕事部屋の使用分”だけ経費にできる
- 按分の根拠は多少ざっくりでもOK!ちゃんと説明できるようにしておこう
日々のちょっとした電気代も、積み重なると意外と大きな金額になりますよ!
\「この費用、経費になる?」のお悩みを解消します!/
「これは経費にしてもいいの?」「按分割合はどうしよう?」
そんなお悩みも、クリエイター特化の税理士がまるっとサポートします!