こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「打ち上げの飲み会も」「業界知人とのカフェ代や外食も」……
とりあえず「交際費」で登録していませんか?
実はそれ、節税の面でも損をしているかもしれません。
この記事では、交際費と会議費の違い・使い分け方・注意点について、
フリーランスの作曲家・イラストレーター・漫画家さん向けにやさしく解説します!
交際費と会議費、何が違うの?
どちらも誰かと一緒に使った費用っぽく見えますが、税務上はちゃんと違いがあります。
■ 交際費とは
主に仕事のつながりを深める目的で使う費用です。
- 打ち合わせ後の飲み会
- 仕事仲間との懇親会
- お歳暮・差し入れ・プレゼントなど
→言ってしまえば娯楽・飲食・贈答などが中心です。(ただ、お仕事に関係あること)
■ 会議費とは
仕事のための打ち合わせやミーティング時の軽い飲食代です。
- 会議中のカフェ代(コーヒーや軽食)
- 作戦会議・ブレスト中の飲み物
- 撮影現場などでの差し入れ
→ 打ち合わせのための費用として使います。
◆参考記事



使い分けのポイントは「目的」と「金額」
ざっくり判断するための基準はこちら👇
項目 | 交際費 | 会議費 |
---|---|---|
目的 | 交流・懇親・営業 | 打ち合わせ・業務の一環 |
金額目安 | 高額でも一応可能 | 多くても1人あたり5,000円程度 |
よくある例 | 飲み会、贈答品 | カフェ代、軽食、ドリンク |
交際費にすると「会食・贈答のイメージ」、
会議費だと「業務の流・の一部」という認識になります。
交際費が多すぎると何がマズいの?
個人事業主の場合、交際費に明確な上限はありません。
でも、あまりにも金額が大きかったり、回数が多すぎると…
- 税務署に「本当に仕事関係?」と疑われる
- プライベート飲食を混ぜてると否認される
- 必要経費として通らず、税金が増える
つまり、「何でも交際費にしておけばOK」は危険…。
交際費と会議費の判断に迷ったら?2つのチェックポイント
「これ交際費?会議費?」と迷ったら、次の2つをチェック!
- 目的が打ち合わせか
- 1人あたり飲食代が5,000円を超えないか
この2つの条件を満たしていれば、
「会議費」として処理するのが適切なことが多いです。
もちろん、実態が「懇親会」「交流会」「PJ後の打ち上げ」ならきちんと交際費に。
「なんとなく会議費」は避けましょう!
まとめ:交際費と会議費は“分けるほど得する”ことも
- 交際費は交流目的、会議費は打ち合わせ目的
- 1人5,000円以下+業務内なら会議費が適切
- 交際費が多いと税務調査で見られやすい
正しく使い分けることで、経費計上もスムーズ&リスク回避!
「あの時の飲食、どっちにすべきか…」と迷ったときの参考になれば嬉しいです!
\ 経費の使い分けに不安がある方へ /
交際費・会議費・広告宣伝費…
「なんでも交際費」にしていると、税務調査で突っ込まれることも。
クリエイター専門税理士が、安心の仕訳ルールをアドバイスします!