こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「この価格、相手に高いって思われないかな…」
「値段をつけるたびに、自分の価値を試されてる気がする…」
そんなふうに、価格設定に不安やストレスを感じているクリエイターさん、多いと思います。
でも、単価にモヤモヤしたままお仕事を続けるのは、心にも体にもよくない。
この記事では、そんなあなたのために「価格設定で迷わないための3つの視点」をわかりやすく解説します!
少しでも“納得できる値付け”のヒントが届いたら嬉しいです。
① 相場感は「参考」にするけど、すべてにしない
まず大前提として、相場はあくまで”参考”であって、正解ではありません。
たとえば「イラスト1枚5,000円」が相場だったとしても、
- 納期が短い
- 構図指定が細かい
- 商用利用&加工前提
…などであれば、もっと高くても当然です。オーダーメイドのようなものですからね…。
自分がどんな条件・品質で提供しているのかを冷静に見て、
“相場より高い=悪”だと決めつけないことが大事です。
もしそれでも「値付け、相場より高いかも」と思うときは、
何を理由にその値段設定にしたか、あらためて分析してみると売り出し方も変わってくるかも知れませんよ。
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2. 「自分が納得できる金額」も軸にしてOK
実は一番大事なのがここ。
価格設定って、相手のためだけじゃなくて、“自分が納得して続けられる”こともめちゃくちゃ大切なんです。
どんなに単価が高くても、気持ちがすり減ってしまったら本末転倒。
逆に、ちょっと安くても「この人と仕事できるならいいや!」って思える相手もいるかもしれません。
「自分の納得値」も、ちゃんと価格設定に反映させていい。
これ、忘れがちだけど、ほんとに大事なことです。
もちろん、明らかに適正額から離れすぎてると、
積み上げてきた”信用”を失う可能性もあるので現実的な範囲で注意しましょうね!
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3. 「この単価なら、こういう仕事の仕方をしよう」でもOK
価格を下げるか・上げるかっていう”二択”にしちゃうと、苦しくなることも。
だからこそ、単価に合わせた”仕事の仕方”でバランスを取るっていう考え方もおすすめです。
たとえばこんな感じ👇
- この単価なら、修正は1回まで
- 納期は7日→14日にする
- 構図の自由度をこちらに任せてもらう
分かりやすくいえば、プランを報酬別に用意するイメージですね!
特急プランとか、オーダーメイドプランとか、リーズナブルプランとか。
しかも、こういうプラン分けをしておければ、
あらかじめ条件を提示しているので、発注者とのトラブルも避けやすいです!
こんなふうに、自分の時間・心・集中力が守れる形で提供することで、
低単価でも疲れすぎずに続けられることがありますよ。
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QA:よくある「価格設定」の悩み
Q. 「もっと安い人がいる」と言われたらどうすればいい?
→その人と比べること、実はそれナンセンスです…。
内容・納期・対応力など含めた”サービス全体の価値”で判断してもらえるように、丁寧に伝えましょう。
その値段の背景にある作業工程を、日ごろから発信しておくのも一つの手!
Q. 相手の予算が少ないとき、どう対応すればいい?
→「その金額ではこの範囲までなら可能です」と伝え、できることとできないことを明確にするのがベスト!
過剰サービスで自分をすり減らすのはNGですが、相手に寄り添える余裕も持てると次につながりやすいです。
Q. 駆け出しのうちは”安くて当然”ですか?
→実は、そんなことありません!
実績より”誠実な対応”や”完成度”で価値を出せるなら、きちんと報酬を受け取ってOK。
ただ、一般的には「まだ経験浅いよね?」と思われやすいケースもあるので、
自分のスキルや強みを日頃から発信したり、ポートフォリオとして開示しておくのがおすすめ!
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まとめ │ 報酬は相場・独立年数じゃなく、自分で決めてOK!
- 価格設定に正解はないけれど、”自分の納得”は大切にしていい
- 相場や他人と比べすぎず、条件に合った値付けを
- 単価と労力のバランスを考えて、仕事の仕方で調整するのもアリ
「自分の価値って、これでいいのかな…」
そんなふうに迷うときこそ、価格にも”自分らしさ”を込めてみてください。
この記事が、あなたの値付けのヒントになったらうれしいです!