【”ちょっとだけ”のお願いに疲れてない?】クリエイターが無料対応の線引きをする3つの考え方

クリエイターの独立開業
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

個人事業主として活動していると、

  • 「これ、ついでにお願いできないかな?」
  • 「これくらいなら、軽い手直しで済むよね?」

…そんな“ちょっとだけお願い”を受けること、ありませんか?

 

私自身、独立当初は「少しのことならいいか」と思って、無料で対応してきました。

でも、それが後からじわじわ効いてきて、心も体もすり減ってしまった経験があります。

 

この記事では、無料対応の線引きに悩んでいるフリーランスやクリエイターさんに向けて、

「どうやって気持ちよく線を引けばいいのか?」を3つの視点からお伝えします!

 

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① 「気軽に聞ける」環境が、悪循環を生むことも

「お気軽にご相談ください!」って、よく言いますよね。

でも実はこれ、「何を聞いても無料で答えてくれる人」って印象を持っちゃう人もいるみたいです。

 

最初は1つだけの質問でも、

  • 「そういえばこれも…」
  • 「あと、これってどうなりますか?」
  • 「時間があるときでいいんで」

…と、芋づる式に相談が増えていくのはよくあること。

 

でもこれ、相手が悪いわけじゃなくて、

「ここまでは無料・ここからは有料」って自分が言ってこなかったことが原因なんです…。

 

なので、もし今後同じようなケースがあったら、

  • 追加で「〇〇円かかるけど、大丈夫?」

と伝えるようにしましょう!

 

ちなみに、私の場合は、初回相談でも報酬を頂くようにして、HPにも開示しています!

 

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② 「ちょっとだから」は危険な思い込み

たとえば、

  • 「5分で終わる作業」
  • 「ワンクリックで済む処理」
  • 「他の人の作業のついでにできること」

…だとしても、それをやるためには

  • メールを確認する
  • 状況を理解する
  • 間違えないように処理・確認する

…っていう「見えない時間」が絶対にあります。

 

“たった数分”が積み重なると、1時間以上になることも。

 

「この時間、自分の創作や休息に使えたな…」って思っちゃうと、

仕事へのモチベーションも低下し、自己嫌悪感も出てくるし、何にも良いことありません。

 

自分の人件費は軽く見てしまいがちですが、

作品を楽しみにしてくれているお客様・ファンのためにも時間分の報酬はきっちりもらいましょう!

 

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3. 「やること・やらないこと」を明確にする

モヤモヤしないための一番のコツは、最初に「対応のルール」を伝えること。

たとえば、

  • 「この範囲外のご相談は、別途お見積もりになります」
  • 「スポット相談も対応しています(●●円〜)」

…といった一文をプロフィールやDM対応ガイドに入れておくだけでも、空気は大きく変わります。

 

報酬のことって、後出しで伝えるとトラブルになりやすいですけど、

最初から伝えておけば、トラブルになることって滅多にありません

 

「困ってそうだし…」という気持ちは分かりますが、優しさと自己犠牲は違います。

自分を守るためのルールは、相手への誠実さにもつながります。

 

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Q&A:よくある「無料対応」に関する疑問

Q. これくらいでお金を取るのって、冷たくない?

→むしろ逆です。「有料です」と伝えておけば、お互いに無理のない距離感でやりとりができます。

お金をきちんと払ってくれない人は、今後どこかで不義理な対応をしてくる可能性も…。

 

Q. 断るのが怖い…。どうやって言えばいい?

→「現在はこの範囲までのご依頼に限定しています」と伝えると、角が立ちにくいです。

もし相手に予算があるなら、「その報酬なら〇〇まで対応できます」と寄り添ってあげてもいいかも!

 

Q. 相手に嫌われそうで心配…

→”誠実に伝えること”で離れるなら、それまでの関係です。

長く創作活動を続けていくためにも、お金と信頼、どちらも大事にできる相手と付き合いましょう。

 

まとめ │ “ちょっとだけ”の業務も報酬を請求してOK!

  • 無料での対応は、気づかないうちに自分を消耗させる
  • 「ここからは有料」と線引きすることで信頼関係も守れる
  • やる・やらないをルール化すれば、お互い気持ちよく続けられる

「ちょっとだけ」の積み重ねが、あなたの創作活動を止めてしまわないように。

この記事が、働き方のモヤモヤを整えるヒントになったら嬉しいです!

 

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