こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
個人事業主として活動していると、
- 「これ、ついでにお願いできないかな?」
- 「これくらいなら、軽い手直しで済むよね?」
…そんな“ちょっとだけお願い”を受けること、ありませんか?
私自身、独立当初は「少しのことならいいか」と思って、無料で対応してきました。
でも、それが後からじわじわ効いてきて、心も体もすり減ってしまった経験があります。
この記事では、無料対応の線引きに悩んでいるフリーランスやクリエイターさんに向けて、
「どうやって気持ちよく線を引けばいいのか?」を3つの視点からお伝えします!
① 「気軽に聞ける」環境が、悪循環を生むことも
「お気軽にご相談ください!」って、よく言いますよね。
でも実はこれ、「何を聞いても無料で答えてくれる人」って印象を持っちゃう人もいるみたいです。
最初は1つだけの質問でも、
- 「そういえばこれも…」
- 「あと、これってどうなりますか?」
- 「時間があるときでいいんで」
…と、芋づる式に相談が増えていくのはよくあること。
でもこれ、相手が悪いわけじゃなくて、
「ここまでは無料・ここからは有料」って自分が言ってこなかったことが原因なんです…。
なので、もし今後同じようなケースがあったら、
- 追加で「〇〇円かかるけど、大丈夫?」
と伝えるようにしましょう!
ちなみに、私の場合は、初回相談でも報酬を頂くようにして、HPにも開示しています!
◆おすすめ記事

② 「ちょっとだから」は危険な思い込み
たとえば、
- 「5分で終わる作業」
- 「ワンクリックで済む処理」
- 「他の人の作業のついでにできること」
…だとしても、それをやるためには
- メールを確認する
- 状況を理解する
- 間違えないように処理・確認する
…っていう「見えない時間」が絶対にあります。
“たった数分”が積み重なると、1時間以上になることも。
「この時間、自分の創作や休息に使えたな…」って思っちゃうと、
仕事へのモチベーションも低下し、自己嫌悪感も出てくるし、何にも良いことありません。
自分の人件費は軽く見てしまいがちですが、
作品を楽しみにしてくれているお客様・ファンのためにも時間分の報酬はきっちりもらいましょう!
◆おすすめ記事


3. 「やること・やらないこと」を明確にする
モヤモヤしないための一番のコツは、最初に「対応のルール」を伝えること。
たとえば、
- 「この範囲外のご相談は、別途お見積もりになります」
- 「スポット相談も対応しています(●●円〜)」
…といった一文をプロフィールやDM対応ガイドに入れておくだけでも、空気は大きく変わります。
報酬のことって、後出しで伝えるとトラブルになりやすいですけど、
最初から伝えておけば、トラブルになることって滅多にありません。
「困ってそうだし…」という気持ちは分かりますが、優しさと自己犠牲は違います。
自分を守るためのルールは、相手への誠実さにもつながります。
◆おすすめ記事


Q&A:よくある「無料対応」に関する疑問
Q. これくらいでお金を取るのって、冷たくない?
→むしろ逆です。「有料です」と伝えておけば、お互いに無理のない距離感でやりとりができます。
お金をきちんと払ってくれない人は、今後どこかで不義理な対応をしてくる可能性も…。
Q. 断るのが怖い…。どうやって言えばいい?
→「現在はこの範囲までのご依頼に限定しています」と伝えると、角が立ちにくいです。
もし相手に予算があるなら、「その報酬なら〇〇まで対応できます」と寄り添ってあげてもいいかも!
Q. 相手に嫌われそうで心配…
→”誠実に伝えること”で離れるなら、それまでの関係です。
長く創作活動を続けていくためにも、お金と信頼、どちらも大事にできる相手と付き合いましょう。
まとめ │ “ちょっとだけ”の業務も報酬を請求してOK!
- 無料での対応は、気づかないうちに自分を消耗させる
- 「ここからは有料」と線引きすることで信頼関係も守れる
- やる・やらないをルール化すれば、お互い気持ちよく続けられる
「ちょっとだけ」の積み重ねが、あなたの創作活動を止めてしまわないように。
この記事が、働き方のモヤモヤを整えるヒントになったら嬉しいです!