【請求書を出し忘れたら?】クリエイターの売上計上ルールをやさしく解説

クリエイターの税金・申告関係
スポンサーリンク

こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「うわ、あの案件の請求書…出してなかったかも」

って、後から気づくこと、時々ありますよね。

 

そんなとき、気になるのが「売上って、どのタイミングで計上すべき?」という点。

 

この記事では、請求書を出し忘れたときの“売上計上ルール”について、

クリエイターさん向けにやさしく解説していきます!

 

スポンサーリンク

① 売上計上の基本は「納品・役務完了ベース」

まず大前提として、

売上は“請求書を出した日”ではなく、「納品日」や「仕事が完了した日」で計上するのが原則です!

 

たとえば、こんな感じ👇

  • 3月末にデザインを納品したけど、請求書は4月に出した → 売上は「3月」
  • 2月に動画を完成させて納品、請求書は3月になった → 売上は「2月」

 

お金をもらっているかどうかは関係なくて、

仕事が完了していれば“その月の売上”になるって覚えておくと分かりやすいです!

 

◆おすすめ記事

【お金を受け取っていない案件】クリエイターが知っておきたい売上の認識タイミング
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「仕事は終わったけど、まだお金が入ってない…」そんな状態の案件って、売上として申告すべきなのでしょうか?クリエイター業だと、納品から入金までにタイムラグがあるのが普通ですよね。で...

 

② 「気づいたときに出した請求書」でも、期ズレしないでOK

請求書の出し忘れに気づいて、あとから出したとしても大丈夫。

会計システム上でも「納品月」、「サービス完了月」に戻って、売上登録すればOKです!

 

(例)
・3月納品 → 4月に請求書出した → 売上としては「3月」に計上

 

「請求書日付は遅れた日付になってるけど、それでもいいの?」と思うかも知れませんが、

そこも気にしないで大丈夫!

 

もし不安なら、請求書の摘要に「〇月分の〇〇案件報酬」みたいな書き方をしておけば、

パッと見た時もいつの売上が分かりやすくなります。

 

◆おすすめ記事

【インボイス登録後】請求書ってどう変わる?クリエイター向け簡単ガイド
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「インボイス登録したら、請求書ってどう変わるの?」そんな疑問を持っているクリエイターさん、多いと思います。この記事では、インボイス登録後に必要になる請求書のポイントを、クリエイタ...
【インボイス未登録クリエイター必見】請求書、こう書けばOK!迷わない作り方ガイド
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「インボイス登録してないんだけど、請求書ってどう書けばいいの?」そんな不安、抱えていませんか?当たり前ですが、インボイスに登録していない=請求書が出せないってわけじゃありません!...

 

③ 「実際に入金された日」とも切り離して考える

よくある誤解が、「入金日が4月だから、売上も4月?」という考え方。

でも、売上は“入金された日”でもなく、“納品された日”で登録するのが基本です。

 

たとえば、

  • 納品:3月
  • 請求書発行:4月
  • 入金:5月

こういう場合でも、売上は「3月」のものとして登録しましょう!

このへん、最初はややこしく感じますけど、“納品ベース”ってだけ覚えておけばOK!

 

特に12月、1月あたりは間違って処理するとその年の税金も変わって、

税務調査の対象になると指摘を受ける項目なので、注意しましょう!

 

◆おすすめ記事

【作曲家・漫画家向け】著作権使用料(印税収入)はいつ売上に計上すべき?税理士が解説!
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!作曲家さんや漫画家さんは、制作物を納品して終わりではなく、著作権使用料(印税収入)として継続的な収入が入ってくる方も多いですよね。「印税や著作権収入って、いつ売上に計上すればいい...

 

Q&A:請求書に関するあるあるなお悩み

Q. 1ヶ月以上あとに請求書を出しても問題ないの?

A. 問題はありませんが、できるだけ早めに出すのがベター!

相手も忘れてたりしますし、企業によっては締め日に請求書が届いてないと入金が1ヶ月遅れます。

 

Q. そもそも請求書が必要ない仕事でも売上って計上するの?

A. それももちろん計上対象になります!

「納品」したり「サービス提供が完了」したら、売上を登録するって考えておけば間違いありません!

 

◆おすすめ記事

【現金ならバレない?】売上を帳簿に書かなかったらどうなるかをクリエイター向けに解説
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「現金手渡しなら、税務署にバレないんじゃない?」「売上に入れなきゃ、ちょっとくらい大丈夫でしょ…?」そんな声を、実はたま〜に耳にします。結論から言うと、売上を抜いて帳簿に書かなけ...

 

まとめ │ 売上は、“いつお仕事が終わったか”で見る

  • 売上は請求書の日じゃなくて「納品日ベース」で判断
  • 出し忘れても、会計システム上は納品月に戻して登録
  • 入金日と売上計上日は切り離して考えよう

「どのタイミングで売上にすればいいか?」を知っておくだけでも、帳簿のズレや焦りを減らせます。

 

\ 記帳の“ズレ”や“迷い”、そっと整えます /

請求・納品・入金のタイミングで迷ったら、お気軽にどうぞ!

クリエイター特化の税理士が、やさしくサポートします!

お問い合わせはコチラ!