【Nゲージ・鉄道模型は経費になる?】クリエイターがジオラマ撮影・発信に使う場合の判断

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「Nゲージでジオラマ撮影してYouTubeに投稿しています。経費にできますか?」

「鉄道模型のレビュー記事を書いているんですが、本体やレールって経費対象?」

「趣味っぽく見えちゃうけど、発信にはちゃんと使ってます…」

そんなクリエイターさんも、いらっしゃいますよね!

 

この記事では、Nゲージが経費になるかどうかの考え方を、

クリエイターさん向けにやさしく解説していきます!

 

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基本は「仕事とのつながりがあるか」が判断基準

税務上、経費になるかどうかのポイントは、

その支出が、売上を得るために必要あるかどうかです!

  • 配信、資料など仕事に使っている → 経費にできる可能性あり
  • 趣味・プライベート目的 → 経費にするのはNG

 

そのため、個人的な趣味とみられやすいNゲージ・鉄道模型であっても、

売上を得るために必要な支出と判断できれば、経費にできる可能性があるということ!

 

たとえば、

  • 鉄道模型を使ったジオラマ映像やレビュー動画を制作・投稿している
  • 撮影用の小道具・演出としてNゲージを映像や画像に使っている
  • 模型やジオラマ関連のブログ・記事を定期的に発信して収益を得ている

このように、Nゲージが作品や発信の一部になっているなら

「仕事のための支出」と言えます!

 

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肩書きは関係なし!「どう使っているか」で判断

「鉄道模型専門のYoutubeチャンネルじゃないし…」と思う人もいるかもしれませんが、

「そのNゲージや鉄道模型をどんなふうに使っているか」が、経費になるかどうかのカギになります!

 

たとえば👇

  • イラストレーターさんが、構図や風景の参考としてジオラマを撮影・資料化
  • ライターが、鉄道関連コラムで自前のNゲージを写真素材として活用
  • 漫画家さんが、駅や車両の描写のために模型でレイアウトを組んで取材的に活用
  • 配信者さんが「鉄道模型開封&ジオラマ制作」を定期コンテンツとして配信

こういった使い方なら、作品のクオリティを上げたり、情報発信に活かしたりしているため、

売上につながる支出として認められやすいです。

 

実際、Nゲージは趣味としても深い世界ですが、

車両の細かい部分の再現もされているため、資料としても参考になりますよね。

趣味っぽく見えますが、仕事で活用していることが明確なら、経費に入れて問題ありません!

 

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完全に趣味だけの使い方はNG

一方で、どれだけ鉄道模型への愛が強くても、

仕事とは無関係な使い方の場合は、基本的に経費にはできません。

 

たとえば、以下のようなケースは経費にしない方が無難です👇

  • 自宅で個人的にジオラマを組んで楽しんでいるだけ(誰にも見せていない)
  • コレクションとして模型を保管しているが、コンテンツ制作や発信には使っていない
  • 「将来YouTubeを始めるかも」と思って買ったけど、まだ何も行動していない

 

このように「自分の中だけで完結している」「まだ仕事に使っていない」状態の場合、

たとえ将来的に使う予定があっても、経費として認められにくいというのが実情。

 

つまり、経費にするのであれば、

  • 実際に作品やコンテンツに登場させている
  • 発信や仕事の中で道具として役立っている

こういった観点で仕事とのつながりを客観的に示せる必要があるということになります!

 

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「仕事に使っている記録」を残すのが安心

税務調査に当たって「本当に仕事で必要だったのか」と突っ込まれたとき、

「仕事として使った実態」が見える形になっていれば、スムーズに説明できます!

 

たとえば、こんな形で残しておくのが効果的👇

  • YouTubeやSNSに投稿したコンテンツのURL・スクショ・投稿日など
  • noteやブログで紹介・レビューした記事リンク(タイトルや用途も書いておくとベター)
  • 帳簿の摘要に「撮影用ジオラマとして使用」などの簡単なメモを記載
  • 使用シーンの写真や動画(例:Nゲージを作品中に使っている場面の画像など)
  • 制作ノートや進捗メモに「今週はNゲージで撮影カットを制作」などの記述

 

ポイントは、「あとから自分で見返しても、どう使ったかが思い出せる」ことや、

「他人に見せても仕事に使っていることが分かる」レベルで残しておくこと。

 

一般的には趣味として楽しまれている性質があるからこそ、

きちんと証拠を整えておきましょう!

 

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Q&A:Nゲージや鉄道模型に関するあるあるなお悩み

Q. Nゲージの収納ボックスや工具も経費にできますか?

A. 撮影や制作の一環で必要なものであれば、周辺道具も経費に含めて大丈夫です!

ただ、趣味目的のコレクションと疑われないように、仕事に必要な根拠を示せるようにしましょう!

 

Q. 自分の趣味を兼ねてますが、発信も本気でやってます。大丈夫?

A. 趣味との混在でも、「使っている実績」があれば、経費できる可能性あります!

必要に応じて家事按分することも検討しましょう!

 

まとめ │ Nゲージも、「作品や発信の一部」なら経費になる!

  • 制作・発信に使っていれば、職種に関係なくNゲージ・鉄道模型も経費になる
  • 趣味として楽しむなら、経費には入れないのが無難
  • 使った記録や内容を残して、あとから説明できるようにする

「好きなもの」も創作に活かしているなら、きちんと処理して経費にしましょう!

 

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