こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
全国各地のカフェを巡りながら、写真を撮ったり、Vlogを撮ったり、文章を書いたり。
そんな旅の途中で、ふとこんな疑問が湧くことはありませんか?
「カフェ巡りって経費になるのかな…?」
「出張とは違うし、やっぱりプライベート扱い?」
そこで、この記事では、カフェ巡りの旅を経費として扱うことができるかどうかについて、
クリエイターさん向けにやさしく解説していきます!
基本の考え方:「仕事の目的」があるかどうか
大前提として、経費になるかどうかは、
「その出費が売上を上げるために必要だったかどうか」で決まります。
- 創作・発信の一部として行っている → 経費にできる可能性あり
- 趣味・観光・リフレッシュのため → 経費にしづらい
つまり、趣味っぽく見えるカフェ巡りであっても、
「収益を得るためにやっていること」であれば、経費として認められる余地があるということ!
たとえば、
- YouTubeやブログで「全国カフェレビュー」を発信して収益を得ている
- 店内の雰囲気や内装を作品・漫画・イラストに活かしている
このように「仕事の成果物」にどう関わっているかが明確であれば、
旅費・飲食費・宿泊費なども、現地調査費用として経費にしやすくなります!
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カフェ巡りの旅でありがちな出費と経費判断
カフェ巡りの旅で発生する支出にはさまざまなものがありますが、
どこまでが経費になるかは「仕事目的かどうか」で変わってきます。
カフェ巡りの旅で想定される出費と、
それぞれ経費にできる可能性をざっくりまとめるとこんな感じ👇
支出項目 | 経費になる可能性 |
---|---|
現地までの交通費 | ◎ カフェ取材・発信目的ならOK |
宿泊費 | ◎ 日程・発信内容と整合性があればOK |
カフェでの飲食代 | △ 一人カフェはグレーですが、発信・取材目的の注文は認められやすい |
雑貨の購入 | △基本は経費になりませんが、資料として使っていればOK |
ちなみに、配信・コンテンツ・資料と関係のない飲食費は、
出張であっても「生活するために必要な出費」なので基本的に経費になりません!
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こんな使い方なら経費として認められやすい
カフェ巡りの旅を「ただの趣味」と言われないためには、
その行動がどう仕事に活かされているかを説明できることが大切です。
具体的な例として、
- 訪れたカフェの写真・動画を使ってコンテンツを制作(Vlog、投稿、リールなど)
- ブログやnoteで「地域別カフェレビュー」「内装レポート」などの比較記事を書く
- 作品内の背景や小物の描写に、実際のカフェの要素を取り入れている(イラスト、漫画、小説など)
- ポートフォリオ用の写真や映像素材として撮影・編集している
といった目的・実態があるのであれば、趣味とは明確に線引きできますよね。
また、実態があるのは当然として、
「仕事として使ったことを、あとから説明できる状態」にしておけると、
税務調査でも客観的な説明をしやすくなります。
たとえば、こういった記録・メモを残しておきましょう👇
- SNS投稿のURLやスクショを保存
- noteやブログ記事のリンクをまとめておく
- Googleカレンダーや日記に「この日○○カフェ取材」とメモしておく
- 帳簿に「○月△日分:発信用カフェ取材」などと書き添える
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、
できる範囲でも証拠を残しておけると、経費として認められる可能性がぐっと高まりますよ!
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Q&A:カフェ巡りに関するあるあるなお悩み
Q. 毎日発信してるわけじゃないけど、月1回でも記事にしてればOK?
A. 頻度より「実際に仕事として使っているか」が大切です!
プライベートのカフェ代と混同されないように、証拠を残しましょう!
Q. 旅の一部だけが仕事だった場合、全部経費にできる?
A. 宿泊費・旅費については家事按分を検討しましょう!
完璧に割合を求めようとする必要はなくて、「時間」「日数」などをもとに割合を算定するのがおすすめ!
まとめ │ カフェ巡りも「仕事目的」なら経費になる可能性あり
- カフェ巡りを仕事に活かしているなら、交通費・宿泊費を経費にできる可能性あり
- 取材や参考目的のカフェ代も経費になる可能性がある
- 記録や発信内容が残っていると、税務調査でも説明しやすい
仕事とプライベートの線引きをきちんとしたうえで、経費にしましょう!