こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
クレジットカードを作るとき、
きっかけになりやすいのがポイント付与率やキャッシュバックキャンペーンですよね。
「今回のお会計分がまるまるタダになりますよ」みたいなことを言われると、ついつい作ってしまいがち。
でもじつは、カードを増やしすぎると支出管理が難しくなり、
意図せず浪費につながることもあるんです。
そこでこの記事では、クレジットカードの最適枚数について、
クリエイターさん向けにやさしく整理してみました!
カードの枚数は「少なめ」が基本
いきなり結論ですが、
個人事業主であっても、基本的にはクレジットカードは2〜3枚あれば十分!
なぜなら、それ以上使用カードを増やすと、
- 利用履歴が分散すると「今月いくら使ったか」が分かりづらい
- 複数枚の引き落とし日がバラバラになり、資金繰りが混乱しやすい
- 使っていないカードでも、年会費がかかることがある(使用しないと免除されなかったり)
という欠点が出てくるようになるからです。
利用明細を見てきちんと管理できる場合は増やしてもいいかもしれませんが、
プライベート用に2枚、仕事用に1枚くらいが一番バランスがいいように感じます。
(VISAカード、Masterカードは持っておいたほうが無難。)
もし、特定の目的でカードを作らざるをえない場合も、
「これは〇〇だけにしか使わない」など決めておくとわかりやすくて安心!
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支出の見える化を優先することで得られるメリット
クレジットカードはポイントが貯まること、お会計が便利なことばかり目につきますが、
じつは1ヶ月のお金の使い道がしっかり記録されてる管理ツールでもあるんです。
そのため、「ポイントを貯める」ことよりも、カードを減らして「支出を把握する」ことを優先すると、
こんなメリットが得られます👇
お金の流れが一目で分かる
枚数を少なくして同じカードを使うようにすれば、「今月いくら使ったか」がすぐに把握できます。
経費に関してはしっかり管理できてても、意外と膨れ上がりやすいのが生活費。
そこで、同じカードだけをつかうようにすれば、引き落とし金額が多かったか少なかったかだけでも、
簡単に使いすぎたかどうか判別できるようになります。
ムダな出費に気づきやすい
少ないカードに支払いをまとめて管理がシンプルになると、
「このサブスク、実はあまり使ってないな」「ポイント欲しさに買いすぎてるな」
といった気づきが生まれやすくなります。
これが散らばっていると、そもそも何の出費かを把握するのも一苦労…。
経費登録がラクになる
事業用カードで経費を支払うようにすれば、
そのカードをfreeeやマネーフォワードといったクラウド会計システムに連携することで、
ほとんどの経費処理をデータで済ませることができます。
これが4枚、5枚と散らばっていると、毎月見直すのが本当に大変で、記帳を挫折する原因にも。
精神的なストレスが減る
「複数カードの引き落としを覚えておかないと」という不安がなくなるので、
余計な心配にエネルギーを使わずに済みます。
つまり、見える化を優先することは無駄遣いを防止するだけでなく、
事務的な手間を減らしつつ、制作に集中できる環境づくりにつながるということ!
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使わなくなったカードは即解約
もし、過去につくったクレジットカードが複数枚ある場合は、
まず使ってないカードを即解約することから始めましょう!
「もしかしたらまた使うかも…」という気持ちはわかりますが、
放置しておくとこんなデメリットがあります👇
- 年会費がかかる可能性 … 毎年数千円〜数万円の年会費がかかっていることも。
- 不正利用のリスク … 利用明細を確認しなくなるので、不正利用に気づきにくくなります。
- 信用情報への影響 … クレジットカードを作りすぎると、「申し込みブラック」になる可能性も。
もし半年以上使っていないカードがあるなら、思い切って解約してちゃってOK。
必要になれば、そのときに自分に合ったカードを新しく作れば大丈夫です。
無駄なカードはどんどん減らして、
自分の管理できる範囲でうまくクレジットカードを活用していきましょう!
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Q&A:クレジットカードに関するあるあるなお悩み
Q. 事業用とプライベート用はやっぱり分けた方がいい?
A. はい!経費の管理・登録が圧倒的に楽になります。
やらなきゃいけないことをシンプルにすればするほど、確定申告も楽になっていきますよ。
Q. ポイント還元率が高いカードにまとめるべき?
A. 特定のサービスを利用することが多ければアリですが、あくまでポイントはおまけです。
まずは管理しやすさを優先し、その中で還元率が高いカードを選べばOK!
まとめ │ クレジットカードは「少数精鋭」で使うのがベスト
- カードは2〜3枚が基本。管理のしやすさを最優先に
- ポイントより「支出の見える化」を優先したほうが長期的にプラス
- 使ってないカードは即解約する