個人事業主なんだから「個」として学び生きる。劣等感から逃れるために。

独立開業

こんにちは、公認会計士・税理士の三橋裕樹です!

独立開業してからというもの、売上を上げるために日々試行錯誤しながら生きていますが、

自分の弱点だと思うところであっても、強みだと思うところであっても、突き詰めるとキリがないほど学ぶべき内容があります。

特に優秀な同業者がTwitterで多くの情報を発信しているので、それを見るたびに劣等感が顔を出し「もっと頑張らんと…」という気持ちに駆られることが多いですが、最近は「自分は自分」と思う事も増えました。

お客様のためか、劣等感を払拭するためか

専門家としてのスキルを上げれば上げるほどお客様の利益に直結するので、学びを深めていくことは良いことでしょう。士業は自学してナンボの世界です。

ただ、その目的はあくまでも「お客様(現在・未来問わず)の課題を解決するため」であるべきかなと思います。

「劣等感を払拭する」というのを原動力にするのも悪いことではないですが、その場合は「お客様の課題を解決する」という目的とズレてくる可能性があり、結果としてお客様が求めていないことに多くの時間を費やしてしまいかねません。

お客様からすれば、「君の劣等感なんてどうでも良いから、私の課題を解決してよ」という話でしょう。

学ぶべきことがあまりに多過ぎると取捨選択もできなくなるので、自分が好きなことをする時間を確保するためにもお客様の方向を向いて学ばなくてはなりません。

同じフィールドで戦わない

劣等感を感じないようにするために、極力他社と同じフィールドで戦わないようにするということも意識してます。

例えばfreeeの使い方一つ取ってみても、Twitterには猛者がウヨウヨいますよね。

それでも、自分の所属する税理士会の定例会に参加してみると、クラウド会計に精通している人がいるようにはなかなか見えません。(実際は確実にいると思いますが…)

また、身近なところにクリエイター特化の税理士はほとんどいませんので、ある意味私の周辺には競合がいないということになります。

そのため、近所に税理士事務所はたくさんありますが、特に敵対視することなく穏やかな気持ちで仕事ができています。

個人事業主こそ「個」で勝負

マンパワーを必要とする仕事を処理するスピードや、案件数・売上規模で比較した場合、法人の方が圧倒的に有利です。プレイヤー数が違いますから。

だからこそ、個人事業主は「個」で勝負する他ないと思います。

特に、一人で活動している場合には案件の処理も打ち合わせも本人が対応する訳ですから、看板ではなく「個」をお客様に気に入ってもらわない限り仕事がきません。

なかなかシビアではありますが、ご依頼頂くということは「あなたにお願いしたいんです」と言われている証拠。

だからこそ一人事務所が楽しいんだと思います。

法人には出しにくい「個」で戦いましょう。