こんにちは、公認会計士・税理士の三橋裕樹です!
独立開業をすると日々の取引についてExcelや会計システムに記帳し、領収証を整理・保管することが求められますが、未経験の人にとってはなかなかハードルが高いですよね…。
まさに分からないことが分からない状態になりやすいため、開業直後こそ税理士のスポット相談を利用することをオススメします!
自分でやると間違っていることがとても多い
会計システムへの記帳は、一回正しい処理を覚えればその繰り返しであることがほとんどです。
ただ、その正しい処理を覚えるというのが案外難しい…。
仕訳を登録するという点では、処理を間違えていても両側にある金額合計が一致していれば登録できてしまいます。
例として、売上計上なのに
売上 100 / 現金 100 など。
未経験者からすれば「エラーが出てないなら合っているだろう」と当然に思いますよね!
つまり、簿記の概念を理解しないことには、自分の記帳内容が合ってるのか間違っているのかさえ分からないのです。
ネットサーフィンをしていると「知識0でも簡単操作!」みたいなクラウド会計の広告がよく出てきますが、操作や記帳内容の登録が簡単なことと、正しい処理を行えることは別の話。
市販の簿記3級テキストを読んで理解してから記帳にトライするのが理想ですが、「そんなのやる気ない!」という場合には税理士に聞いて理解することを強くオススメします!
税理士にルーティンを教えてもらう
また、事業主が営業活動以外にやるべきことは記帳作業だけではなく、
領収証の整理や保管・経費性の判断、定期的な記帳内容の確認といった間接業務もキチンと行う必要があります。
こういった事の一つ一つはネットで調べたり書籍を漁ればいくらでも情報が出てきますが、
ルーティンとしてやらなければならないことは何かというのを網羅しておかないと
「なんか時間かかるっぽいし面倒だなぁ」という気持ちが障害となり、結局何もやらないまま領収証の束が積み重なって期末を向かえるということになりかねません…。
何より、自分が知らないことって調べにいくことすら億劫ですよね。
一方で、
毎日以下のことに10分~15分だけ時間をかけてください。
- 現金で支払った領収証をアプリで撮影
- アプリで記帳の登録
- その月のジップロックに領収証を封入
- PCでクラウド会計を開いて口座の同期
- 未登録取引の記帳登録
税理士からそれぞれの作業について説明付きでこう言われたら、なんか「やれそう!」って思いませんか?
また、その時に「この場合はどうすれば良いですか?」というのを直接税理士に聞けるのも大きなメリットです。
最初の障害さえ突破できれば意外とすんなりいきますので、
「あー、よく分からんしやりたくないなー」なんてずっとモヤモヤするより、最初に課金して後々楽しちゃいましょう!
スポット相談ならかなり割安
あえてスポット相談をオススメするのは、一番割安だからです!
例えば顧問契約の場合、「いつでも聞ける」というのはかなり安心感が高いですが、
いつでも聞けるからこそ利用しなくなるという謎の現象がよく発生します。
(24Hジムを思い浮かべれば心当たりがあるかも…?)
日々同じ業務を行っているのであれば、一回スポット相談を利用すればたいていの悩みは解決するハズ。
スポット相談を利用したことで、事業主の方が自分で記帳ができるようになれば税理士としても嬉しい話。
ぜひぜひ、「記帳ってよう分からん!」という場合は利用してみてください!