監査人という外部の目だから分かることと、けん制効果

監査のお仕事

こんにちは、三橋裕樹です!

監査のお仕事をしていると、

「これ、こうやった方が良いんじゃない?」
「ミスの原因はここだな」

といった感じで、
業務改善できるポイントに気付くことがよくあります!

外部の目で見るからこそ気付くこと

業務改善点をまとめて
経営者や経理等の部署に報告するのも監査の大事な仕事です。

「自分の会社のことは自分たちが一番分かってる!」

こういう話を頂くことももちろんありますが、
外部から見る事で気付く問題点もあったり…。

たとえば、手元現金の残高を毎日管理しておらず、
現金実査を月末しか行わないような場合、

月中に経理担当者がちょこっと拝借しても、
月末時点でお金を戻せばバレずに済みます。

 

もちろん大きな会社じゃなければ
こういった話も珍しくないかも知れませんし、

そもそも自分の職員が悪いことをするなんて
思いもよらないかも知れません。

ただ、外部の視点から見れば会社の資産が業務外で持ち出されるのはアウトですし、
そういったことが起きないように統制を設けるべきでしょう。

 

上記はあくまで例ですが、自社では当たり前にやってるけど、
他社と比較すると異常なことって結構あったりします…。

だからこそ、
外部の目を持った監査人によるチェックが必要とされるということですね!

監査人の存在がけん制効果になることも

監査の一環として
地方拠点にお伺いすることもあるのですが、

「来月、監査人が来るらしいぞ!」
という話自体がけん制効果になることもあります笑

ふだん監査人の対応をしていない人にとっては、
来るなり拠点長にヒアリングを行い、書類をあれこれ漁り、

帰り際には問題点の報告会を行うので、
監査人はマルサのような人にしか見えないのかも知れません…。

 

また、会社内部の人が自ら問題点を見つけても、
監査人が発見したという建前で業務改善を進めることもよくあります。

とはいっても、
手柄を監査人のものにするという話ではありません。

企業の大小を問わず部署間の不仲や力関係はまだまだあるもので、
「あの部署に言われた」ってだけで反発されるケースって結構あるんですよね。

そういう時に「監査人に指摘されました」と言うだけで、
改善提案が通りやすくなったり。

 

上場企業じゃなければ、
会社にとって監査は無くても良いものですが、

より企業を進化させるために、
監査人という存在を上手く使うことはなかなか効果的な手段じゃないでしょうか。

 

◆編集後記

今日はキャンプに備えて「サバ&トマト缶チキンラーメン」を初調理!

お手軽にできる料理ですが、めっちゃ美味しくて、満腹感もあります!