IPO支援は想像以上にタフな業務ですが、その分学べることも多いです

監査のお仕事

こんにちは、三橋裕樹です!

公認会計士試験に合格すると、
多くの人が監査法人に就職します。

そして監査法人に入って色々な業務を経験することになるのですが、
その中でも毎年人気なのがIPO支援!

響きがカッコイイですもんね。
まさに花形って感じがします!

ただ、私も何社かお手伝いをさせて頂いた経験がありますが、
想像以上にタフなお仕事です…。

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上場企業の監査の流れ

そもそも、ベストプラクティスとなる
上場企業の監査がどのように進むかについてザックリお話しますね!

まず監査チームが現場に突入するまでに、
会社が決算を締めます。

その後、
監査チームの求める資料を勘定科目や会社別に整理して、

監査が始まるタイミングで資料一式を監査チームに共有します。

決算において監査人と意見が対立しそうな点は
事前ミーティングで決着しておき、

監査期間中は
ひたすら検証作業を行っていく、という流れがベスト。

 

とはいいいつつも、実際にここまでできる会社はそこまで多くなく、
会社ができてても監査法人側の対応が後手後手になる、というのが正直な実態ですが、

あるべき監査の流れはこんな感じです。

決算資料が整っていない

ではこれがIPO支援になるとどうなるかというと、
決算資料が整っていないことがほとんどです…。

そのため、どの資料が会計数値に結びつくのか
読み解くのがとっても大変…!

経理部長のコントロールが上手くいってないと、
監査チームがどれだけ指摘しても担当者が勝手に修正してしまったり、

計算資料のバージョン管理がうまくいかず、
どれが最新版なのか分からなかったり、

修正仕訳を追加で入れるべきところを、
元ある仕訳を消去して、新たに仕訳を入れなおしていたり、、、

例を挙げればキリがありませんが、
決算を締めることに意識が行き過ぎて、経過の部分が疎かになっている光景をよく目にします。

 

あるべきゴールはどこで、
どういった資料を作ればミスを防げるのか、

このような視点を持っていない状態で業務に携わると、
会社も監査人も混乱し、いつまで経っても決算が締まらないという状況に陥りかねません…。

内部統制が有効に機能しない

これもIPO業務あるある話ですが、
内部統制が有効に機能していないことがほとんどです。

「内部統制ってなんですか?」
というレベルから始まるのも珍しくありません…。

それも実務面で考えると仕方ないところがありまして。

業績をグングン拡大しているイケイケな会社からすれば、
取れるうちに1件でも多く契約を取ることがミッションなので、

内部承認フローがどうとか、
証憑がちゃんと揃っているかとか、

そういった「事務的」に見えるルールって
邪魔でしかないんですよね…。

上場を目指すのであれば
そういったところもきちんと構築する必要があるわけですが、

仮にルールを作って社長が指示を出しても、
実際に運用していくのは現場の方々であって、

きちんと運用していくことのほうが、
ルールを作ることの何十倍も大変…。

そして内部統制の運用ができていないということは、
内部統制に依拠して試査により監査をする、という前提が崩れるということ。

 

実際の現場では
課題一覧というものを作って、一つずつ潰し込んでいくことにより、

一年でも早く「監査」を行えるよう進めていくんですが、
なかなか気の遠くなる作業です。

学ぶべきことは多い

ただ壁があればあるほど人間強くなるもので
IPO支援に携わることで学べることもたくさんあります!

規程がどうとか、
機関設計がどうとか、
決算資料がどうとか、

上場企業の監査時には聞かれないようなこともバンバン聞かれるので、
専門家としてのやりがいは高いかも知れません。

個人的には
監査法人に入所してすぐの状態だと、

上場企業のベストプラクティスを知らないので、
IPO業務に携わっても現場が混乱するだけだと考えていますが、

ある程度監査に慣れてきたら
ぜひ挑戦してほしい業務の一つですね!

 

◆編集後記

今日は所用で、いつもと違う公文書写の教室に行ってきました。

新百合ヶ丘の教室に初めて行きましたが、やっぱり綺麗な住宅がたくさんありますね。

意図せず目の保養になりました笑