こんにちは、三橋裕樹です!
公認会計士試験に合格し
監査法人の合同説明会に参加したとき
「監査は10年やってようやく分かる」と
ある代表の方が仰ってました。
私も上場企業の監査チームで
現場責任者を経験しましたが、
年数を重ねるごとに見えてくるものは確かにあります。
ただ、「〇〇するのに××年かかる」という考え方は
アテにならないとも思っています。
勉強時間さえバラバラ
芸術やビジネスに比べて
資格試験はかなり分かりやすい世界です。
テストで点を取るためには
勉強時間を積み重ねる必要がありますが、
逆に言うと、正しいやり方で継続すれば
鋭いセンスを必要とする試験じゃない限り合格が見えてきます。
たとえば資格情報サイトを見ると、
公認会計士試験は3,000時間~4,000時間くらいが
合格までの目安となる勉強時間数として書かれており、
2年半の受験生活を過ごした私からしても
「まぁそのくらいだよね」といった感覚。
ただ、世の中には
ペーパーテストにめっぽう強い人がいまして、
独学で合格してしまう人もいれば、
半年程度の勉強で合格してしまう人もいるそうで。
分かりやすいハズの資格試験という分野でさえ、
画一的に「××年かかる」とは言えないわけです。
ビジネスは動いた者勝ち
ビジネスの世界は
資格試験以上に先が見えにくく、
動いた者勝ちという側面が強いです。
どれだけ入念に準備をしても
上手くいかずに事業を畳む方がいれば、
ひっそり始めた事業が
ある日いきなり爆発的に伸びることだってあるほど。
ブログで何度も書いたように
私も退職するときに「独立にはまだ早い」と言われましたが、
結果として額面収入は毎年伸びていますし
欲しかった健康的な生活を手に入れることもできました。
(まだ満足のいくレベルには達してませんが)
また、私のお客様を見ていても
お仕事を始めて数年内で、その道十数年の先輩を
軽々追い越すような稼ぎ方をしている方を目にします。
年数を重ねることで
より理解が深まるという考えには同意しますが、
「〇〇するのに××年かかる」というのは
あまり信憑性がない話じゃないでしょうか。
(しかもその人がやったことがないならなおさら)
評価してくれるマーケットで戦う
芸術のように感性がカギとなる分野でも
その分野における経験年数ばかり気にする人というのはいます。
経験年数が長ければ長いほど
多くの時間をその道に投じてきたわけですから
それだけ実力があるだろうと
推測しやすいのは否定できません。
ただ、現実を見ると
若手に下剋上を喰らうベテランは少なからずいますし、
どのビジネスであっても
「あなたが良いんです」と言ってくれるお客様もいるものです。
自分を評価してくれるマーケットを選び、
「××年かかる」という考え方にとらわれないようにしましょう。
◆新しいこと
ある漢方。