こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「入金が先で、納品はまだ…これって売上?」
「納品したのに、入金は来月…どう仕訳するの?」
こんなふうに、入金と納品のタイミングがズレること、クリエイターさんのお仕事ではよくありますよね。
この記事では、「前受金」「売掛金」といった仕訳をどう扱えばいいかを、
クリエイターさん向けにやさしく解説します!
そもそも「売上に含めるタイミング」って?
売上は、「お金が入ったとき」ではなく、
「仕事を終えたとき(納品や成果が出たとき)」に計上するのが基本!
たとえば、こういうケース👇
- 3月に納品 → 3月が売上
- 4月に入金 → これはあくまで「代金の回収」
つまり、納品が済んでいれば、まだお金が入ってなくても売上に含めることになります。
「入金と売上のタイミングは分けて考える」って覚えておけばOK!
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前受金ってなに?いつ使う?
「前受金」っていうのは文字のとおり、
「まだ納品してないけど、お金だけ先にもらった」状態の勘定科目のこと!
完成までの期間が長い案件とか、外注費などの原価が多額にかかる案件の場合は、
資金ショートを起こさないように、先にお金を一部もらっておくこともありますよね。
たとえば、こんなケース👇
- 3月に入金(着手金など)
- 納品は4月予定
この場合、3月の時点ではまだ売上じゃないので、
「前受金」という科目で一時的にプールしておく形になります。
お金をもらってるのに「負債」である「前受金」を使う理由は、
「これから納品・サービス提供を完了する義務がある」から。
そのあと納品が完了したタイミングで、
「前受金」→「売上」へ振り替えることで正しく会計処理ができます!
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売掛金はどう扱えばいい?
「売掛金」っていうのは、「納品したけど、お金はまだ入ってない」状態を指します。
たとえば、こんなケース👇
- 3月に納品完了
- 4月に入金予定
この場合、3月に「売上」を計上しつつ、「売掛金」として未回収のお金を処理します。
つまり、「売上になる=仕事を完了した時」であり、入金はあくまで後の回収という位置づけ!
入金があったときには「売上」を使わないで、「売掛金」を取り崩す処理をすればOK!
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入金と売上のズレって普通なの?
今まで入金ベースで売上や経費の登録をしている人にとっては、
「入金と売上の登録日がズレる」って違和感があると思うけど、タイミングの違いは“よくあること”!
難しそうに感じても、結局ポイントはコレだけ👇
- 納品前の入金→前受金
- 納品後の未入金→売掛金
迷ったら「納品完了したかどうか」で判断するのがコツ!
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Q&A:売上の処理に関するあるあるなお悩み
Q. まだ作業途中だけど着手金が入った!これも売上?
A. 納品が済んでなければ「前受金」でOK!
売上にはまだ含めないので、年末の時点で納品が終わってなければ税金もかかりません!
Q. 入金が翌月になったけど、売上に入れて大丈夫?
A. 納品が完了していれば、その月の売上として問題なし!
「いつ入金があったか」は売上とは別問題と考えましょう。
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まとめ │ 売上は「納品のタイミング」がカギ!
- 入金の早い・遅いは気にしなくてOK!
- 納品前なら「前受金」、納品済なら「売上」
- ズレがあっても、仕訳ルールを押さえれば安心!
納品と入金のタイミングがズレるのは自然なこと。
ポイントを押さえれば、確定申告でもあわてずに済みますよ!
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