こんにちは、公認会計士・税理士の三橋裕樹です!
公認会計士試験の勉強って、本当に大変ですよね。
私の同期には「試験勉強が楽しくて仕方がなかった」という変態がいますが、ほとんどの人にとっては苦痛の連続のはず…。
私も受験勉強と同じくらい、自分の精神を安定させることに苦労していました。
(もしかしたら勉強以上に大変だったかも?)
ということで今回は、私の受験勉強中の悩みトップ3を発表します!
この記事を読むことで、「あ、私だけじゃないんだ」と少しでも安心してもらえれば幸いです。
第3位 解けない論点を見つけるとパニック
答練・問題集を解いている際、自分が解けない問題にぶつかると一気に合格が遠のく錯覚に襲われていました。
これは完璧主義者あるあるかも知れません。
もともと私は実力がないことを自覚していたので、最初から復習はガッツリやってました。
なので、ミスすることやど忘れすることは茶飯事ながら、
「お会いしたことありましたっけ?」
みたいな初見論点は無いつもりでいたんですね…。
しかしながら、上級講義に突入するにつれて勉強科目が更に増え、
講義で扱う論点がテクニカルになっていくと、どうしても理解が疎かな部分が出てきます。
学習量を鑑みればそんなことは当然の話なんですが、解けない問題に直面するたびにパニックに陥り、
寝ないで朝まで復習なんてことをよくやってました…。
完全にダメな例です。
ただ、こういう受験生って私の他にもいるんじゃないでしょうか。
アドバイス
そういった方には、正しく復習を続けていけば必ず実力はアップするということをお伝えしたいです。
脳の働きを考えてみても、睡眠時間は蓄えた知識や記憶を整理するための大事な時間。
ちゃんと寝て、苦しくても現実を直視して復習を繰り返す。
この地道な作業がいずれ自分を救ってくれます。
また、公認会計士試験は“周りの受験生が解ける問題を取りこぼさない”ことが大事な試験ですので、
明らかに重要度が低ければ思い切って捨てるのも一つです。(可能であれば講師に相談しましょう)
何にせよ、焦ってる時こそ冷静に自分がやるべき事を見直しましょう。
第2位 友達や大切な人と過ごす時間がない
皆さんご存知の通り、公認会計士試験は学習量が膨大なので、少しサボると一気に置いていかれます。
そのため、勉強から離れる時間を設けることが怖くなってしまい、
友達や大切な人と過ごす時間がないことが辛かったです。
私が受験勉強を始めた時には大学の単位をあらかた取得していたため、
社会人の方や、大学1~2年生と比較して多くの時間を勉強に割くことができました。
それでも復習が追い付かなかったり、講義の消化が遅れてしまうことは珍しくなく…。
常に焦っていたような気がします。
一方、周りの友達は何しているかというと、
「就活終わったし旅行行こー!」
「取りあえず飲み行こうぜ!」
といった感じで人生を謳歌中。
見当違いなイライラと、正直羨ましいという気持ちが混在して凄くモヤモヤしてました。
ありがたいことに私の事を何回も誘ってくれたのですが、
「ごめん、勉強が終わらないから無理」
と断ってばかりだったので、次第に誘われることもなくなりました。
「どうせアイツ来ないよ」
そう言われるのはやっぱり辛かったですね。
アドバイス
こればかりはどうしようもない話です。
ただ、生きてる人とは受かってからでも関係を修復できる(可能性がある)ということを知っておくと良いかも知れません。
私の場合、ゼミの最中でも受験勉強をしていたので本当に感じ悪いやつだったと思います。
それでも合格という成果を勝ち取った時、
「お前本当に頑張ってたもんな」
と心から喜んでくれた人が何人もいました。
また、試験に合格したからこそ見えてくる世界もあります。
なので、合格後の人生に目を向けて進み続けましょう。
第1位 働いていない自分
何よりもこれが辛かったです。
自分の同級生が働いてお給料を貰っている一方で、私は勉強ばかりしている。
毎日のように、世の中から取り残された感覚に包まれていました。
私のような勉強大嫌い人間は、専念しないと合格できません。
なので、毎月10万円近く稼いでいたアルバイトは公認会計士試験に挑戦するタイミングで辞めました。
それに加えて大学卒業後も勉強ばかりしている自分。
同級生がスーツ着ているのを見ると辛くなりましたね…。
精神面・金銭面での悩みは本当に辛かったです。
最近は私の周りでも大学在学中に試験合格する猛者が珍しくなくなってきましたが、
平均合格年齢が24~25歳ということを踏まえると、まだまだ私と同じ境遇の方は多いように思ってます。
アドバイス
合格したからこそ言える話でもあるのですが、合格すれば収入も逆転するし、キャリアの選択肢も増えるよということをお伝えしたいです。
少なくとも家庭を守るだけの安定した収入を得ることができますし、組織に馴染まなければ独立という道を歩むこともできます。
勉強中に稼げなくても将来は安定して稼げるようになるので、それを信じて進んでほしいですね。
受験生はみんな少なからず悩んでいる
今回は過去の自分の悩みに焦点を当てましたが、少なからず受験生はみんな悩んでます。
自分だけ心が弱いわけではないので、そこは安心しましょう。
また、ほぼ全ての悩みは合格とともに消えます。
今は辛いかも知れませんが、結局合格することで一番自分が救われるので、
目の前のやるべき事をひとつずつ消化していって最後まで走り切りましょう!