こんにちは、公認会計士・税理士の三橋裕樹です!
私が公認会計士試験の受験勉強していた頃、合格体験記本だったのかネット上のブログだったのかどちらか忘れましたがある記述を見つけました。
「自分が通っている予備校以外の教材・答練もネットで購入してアウトプット量を増やした。」
当時の私は「やっぱ合格する人の勉強量は違うなぁ」と感心し、より一層勉強に注力するようになったのですが、
合格してから改めて振り返ってみると「他の教材とか全然いらんわ」と思ってます笑
そこで今回は他の予備校教材が不要な理由を説明します!
多すぎても使い切れない
結論からお話しますと、教材の量が増えても使いきれないことがほとんどだと思います。
私が公認会計士試験勉強を始めるにあたり、最速合格法といったような本を読んでいたのですが、
そこでは
「インプットは簡素に、アウトプットで知識の定着を行うべき。」
「一度解いた教材は二度と使わない」
といったことが書かれていました。
実は私もそれを意識して他の予備校の答練を手に入れた訳ですが、私に限らずほとんどの受験生にそんなものを解いている時間・余裕はないのではないでしょうか。
同じ問題が出ることは二度とないのだから、同じ問題をひたすら解いても仕方ないという考えは分かります。
アウトプットに時間をかけるべきということも同意できます。
しかしながら、大量のアウトプット教材を能無しに解いたところで点数が伸びる訳ではありませんし、
予備校ごとに問題の質にもバラつきが生じます。
そもそも大手予備校では、
素人である受験生とは比較にならないくらい綿密に問題の傾向を分析して答練を作成しているので、
教材選びに時間をかけている暇があれば予備校が用意した問題をしっかり復習する方が有用です。
応用問題を解けば実力が伸びる訳ではない
また、点数がなかなか伸びないとどうしても焦ってしまい、
「あれもこれも!」と手を出してしまいがちですよね。
しかし、その時に本当に必要なことは数ある応用問題を解くことではなく、基礎力を固めることだったりします。
そしてその基礎力は大手予備校が用意してくれている教材をしっかり使い込めば確実に固まっていきます。
私は大学受験の時に大きな失敗をしたのですが、
自分の点数が伸びないことに焦り、色々な人にオススメの教材聞いてはそれをひたすら購入するということを繰り返していました。
案の定不合格が続き、「あんなに勉強したのに…」と絶望したのをよく覚えてます。
実力が安定していて、他にやることがないという超人はさらにアウトプット教材を増やしても良いと思いますが…
ほとんどの人は予備校が用意してくれている教材をしっかり落とし込むことを優先した方が無難です!
目の前のことを一つずつ
勉強方法は本当に人それぞれなので画一的な攻略法はありません。
また、公認会計士試験はインプットの量が膨大なため、復習が追いつかずアウトプットも疎かになりがちですよね。
ただ、そんな時こそ焦らずに目の前にある課題を一つ一つ消化していくことが大切です。
公認会計士試験にトップ合格することを目指さないのであれば、
他の人よりズバ抜けたことをする必要はなく、やるべきことを愚直にやり続けるのみ。
基礎がしっかりしてないのに立派な家を建てようとするから崩れるわけです。
焦らず、根気強くやっていきましょう!
他予備校の教材が必要ない理由
・時間的に余裕がない。
・大手予備校では試験問題の傾向分析を行った上で教材を作成しているため質が良い
・アウトプット教材の量を増やすことよりも、用意された問題を繰り返し解くことが大事