こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「動画撮影で1回しか着てない衣装、経費にしていいの?」
「コスプレや衣装、どこまでがOKなのか線引きがわからない…」
そんなお悩みを持つクリエイターさん、少なくないと思います。
そこで、この記事では、一度しか使っていない衣装が経費になるかどうかについて、
クリエイターさん向けにやさしく整理していきます!
基本の考え方は「仕事に使っているかどうか」
税務上、経費になるかどうかのポイントは、
その支出が、売上を得るために必要あるかどうかです!
・仕事のために購入し、仕事で使った衣装 → 経費にできる可能性あり
・趣味、プライベート目的で買った衣装 → 経費にはできない
そのため、一度しか使っていない場合であっても、
仕事のために購入し、使用した衣装は経費にできる可能性があります!
たとえば👇
- 動画のコンセプトに合わせた衣装だった(例:ホラー風の撮影で白装束)
- キャラクターになりきるためのコスチューム
- ブランド案件やPR動画で指定された服装
- VlogやMVの中で明確に衣装として使っている
このように「作品の演出・撮影目的で使われていた」ことが明確なら、
たとえ一度きりでも十分に経費対象になります!
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普段も使える服の場合はどう考える?
ここで少し迷いやすいのが、見た目が普段着っぽい衣装です。
たとえば👇
- シンプルなTシャツやシャツ
- 黒パンツやデニムなどの汎用アイテム
- 撮影小物として買ったけど、普段使いできるバッグ
私生活でも洋服・アクセサリーって必要になるものなので、
衣装代を経費にすると、税務調査では「プライベートで使ってる衣装なのでは?」と疑われやすい…。
そのため、経費にするときには、
以下のような工夫をすると、説得力がアップします👇
- 動画タイトルや概要欄で「撮影衣装」と明記する
- 案件で使用した際に、それが分かるように撮影のうえSNS等で発信する
- 撮影日・衣装・目的を帳簿やメモに残しておく
- その服を日常的に使っていないことが分かるようにする(例:使用記録などを残す)
「これは仕事用なんです!」と口で説明しても客観性がないので、
仕事専用だったという記録を残すことで、調査官が納得できる証拠を用意するようにしましょう!
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衣装の種類ごとの判断ポイント
衣装といっても、その見た目や使い方はさまざま。
「どんな種類の衣装なのか?」によって、経費として認められやすいかどうかが変わってきます。
そこで、衣装の種類ごとに「どんな視点で判断されるか?」を一覧にしてみました👇
衣装の種類 | 経費になる? | 補足 |
---|---|---|
明らかなコスプレ衣装 | ◯ | 発信や作品と結びついていればOK |
ブランド指定の撮影用衣装 | ◯ | PR案件など明確な使用目的がある |
個人購入の普段着風の服 | △ | 「仕事専用だった」と説明できるかがカギ |
私服として日常的にも使っている服 | × | 私用がメインと判断されやすい |
自分でも判断が迷いやすいアイテムほど、
「何のために買ったか」「どこで使ったか」を言葉と記録で残しておくのが大事です!
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Q&A:衣装代に関するあるあるなお悩み
Q. 古着や安い服でも経費になりますか?
A. 価格に関係なく、仕事目的なら経費にできます!
個人やフリマアプリから購入した場合は、取引履歴のスクショなどをしっかり残して経費化しましょう!
Q. 洗濯やクリーニング代も経費になりますか?
A. 撮影専用の衣装なら、メンテナンス費用も経費にできる可能性が高いです!
ただし日常で着る洋服のクリーニング代は経費になりません…。
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まとめ │ 一度きりでも、撮影目的の衣装なら経費になる!
- 使用頻度よりも「仕事目的だったかどうか」が大切
- 普段着っぽい服は、使い分けと記録を意識しよう
- 古着や個人から購入した衣装も、証拠を残せば経費化できる
撮影の世界観を支える衣装。きちんと証拠を残して経費にしましょう!
\ 撮影用の衣装や道具、どこまで経費にできる? /
「一度しか使ってないけど…」「普段着っぽいけど撮影で使った…」
そんなお悩みも、クリエイター特化の税理士がやさしくサポートします!