こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「イラスト制作で左手デバイス使ってるんですが、これって経費にできますか?」
「片手キーボードを動画編集用に買ったんですけど、経費になるのかな…?」
「ボタンにショートカットを割り当てて作業効率を向上させてるけど…経費になる?」
そんなお悩みを持つクリエイターさんも、少なくないですよね!
この記事では、そんな左手デバイス・片手キーボードの経費判断について、
クリエイターさん向けにわかりやすく解説していきます!
基本の考え方は、「仕事で使っているか」
大前提として、経費になるかどうかは、
「その出費が(売上に紐づく)仕事のために必要だったかどうか」で決まります!
- 仕事・作業効率アップのために使っている → 経費になる可能性あり
- 趣味・プライベートでの使用 → 経費にはできない
そのため、他の機材と同じく左手デバイス・片手キーボードも、
「仕事用」として使っているのであれば、基本的に経費で処理してOK!
たとえば、
- CLIP STUDIOでイラスト制作中、左手デバイスにショートカットを割り当てて作業効率アップ
- 動画編集ソフトで再生・カット・トランジションなどを片手で操作
- 配信中の操作切り替えやコメント管理用として片手キーボードを活用
このように、業務に直接役立っているなら、経費として認められやすいです。
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「ゲーミングっぽいからNGでは…?」
とくに片手キーボードは、ゲーム用っぽく見えるものもありますよね!
色が綺麗に光ったり、デザインがカッコよかったり。
ただ、税務上では実際に「仕事用」として使っていれば、
見た目が趣味用のガジェットっぽくても問題ないです!
つまり、
- ボタンが光っていても → 「関係ない」
- 多機能マクロがあっても → 「それで業務効率が上がっていればOK」
- ゲームでも使える製品でも → 「仕事で使ってる事実があればOK」
ということ。
逆に、どれだけ見た目がシンプルでも、
業務とは無関係な使い方をしてるなら経費にできません…。
仕事で使っていることの説明をどうやってすればいいかわからないときは、
- 何のソフトで使ってる?(例:CLIP STUDIO、OBS、Premiereなど)
- どんな操作ができるようになって、どう効率化された?
- 仕事の成果物(作品や動画)にどんな影響があった?
こうした整理ができると、「これは仕事道具だな」って自分でも納得できるハズ!
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仕事に使ったことの分かる記録を残す
仕事に使っているガジェットとはいえ、
何も知らない他人から見たら、「本当に仕事で使ってる」かどうかはわかりませんよね。
そのため、左手デバイス・片手キーボードを経費にするなら、
「ちゃんと仕事に使ってるよ」っていう証拠を残しておくと安心です!
たとえば、こういう感じ👇
- 作業中のデバイス使用を録画しておく
- ショートカット設定画面のスクショ
- SNSやYouTubeで公開している制作コンテンツのURL
- 会計ソフトの摘要欄に「左手デバイス(制作用途)」と記録しておく
もちろんこれはあくまで一例なので、完璧に残そうとする必要はないですが、
「仕事に使ってることでこんな効果がある」という証拠を残しておくと、
税務調査のときにも説明しやすいですよ!
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Q&A:左手デバイス・片手キーボードに関するあるあるなお悩み
Q. 複数の左手デバイスを使い分けている場合、全部経費にしていい?
A. 用途がそれぞれ明確なら問題ありません!
何個か使って自分に合うものを試した場合でも経費にできます。
Q. 配信業やイラストを描いたりしてないけど、それでも経費になる?
A. 仕事に使っているのであれば、職種に関係なく経費にできる余地があります!
ただ、もしガジェットと自分の職業の紐づきが分かりづらいときは、説明できる証拠を残しましょう!
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まとめ │ 左手デバイス・片手キーボードも経費になる
- 左手デバイスや片手キーボードも、仕事で使っていれば経費にできる
- ガジェットの見た目が「趣味」っぽくても、使い方で判断される
- 使った記録や用途メモを残しておくと、税務調査でも説明しやすい
自分の働き方に合ったガジェット、きちんと経費として処理しましょう!