【デザインを学ぶのは経費になる?】クリエイターのスキルアップと判断ポイント

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「バナーやサムネを自作したくてデザインを学び始めたんですが、経費にできますか?」

「動画編集のセンスを上げたくて、Adobeの講座に通ってます」

こういったクリエイターさんも多いですよね!

 

この記事では、デザインを学ぶ費用が経費になるかどうかの考え方

クリエイターさん向けにやさしく整理してみます!

 

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基本の考え方:「仕事の目的」があるかどうか

大前提として、経費になるかどうかは、

「その出費が売上を上げるために必要だったかどうか」で決まります。

  • 今の仕事に必要 → 経費にできる可能性あり
  • なんとなくのスキルアップ・趣味 → 経費にできない可能性が高い

 

つまり、デザインを学ぶことで今のお仕事に活かせる場合には、

仕事に必要な出費として、経費として認められる可能性が高いです!

 

たとえば👇

  • 普段からバナーやサムネを自作していて、もっと見栄えを良くしたい
  • クライアント向けの提案資料を、より伝わりやすく整えたい
  • noteやブログで図解やイメージ画像を作って発信している
  • 動画のタイトルやレイアウトを、自分でデザインしている

 

こうした「今すでにやってる仕事・活動のクオリティを上げるための学び」であれば、

間違いなく仕事に結びついてることが分かるので、講座費や教材費、参考書などは必要経費になります!

 

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デザイナーじゃなくてもOK!職種は関係なし

「自分はデザイナーじゃないから…」と不安になる方もいるかもしれませんが、

職業や肩書きはまったく関係ありません。

大切なのは、そのスキルを今の仕事でどう活かせるかという視点!

 

たとえば👇

  • サムネイルの完成度を高めてクリック率を上げるためにCanvaやPhotoshopを学習
  • 同人誌や画集の装丁・ロゴ・配置を自分で手がけるためにデザインの基本を学ぶ
  • 作品の扉絵・表紙・グッズデザインのバランスをよくするためにタイポグラフィを勉強
  • 配信用のビジュアル素材やジャケット画像を自作するために構図や配色を勉強

これらはすべて、「本業ではないけど、業務の一部としてデザインスキルが必要になっている」状態。

 

補助的なスキルであっても、

仕事に直結していれば経費対象として十分に考えられます!

 

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「将来のため」の場合は注意

逆に、こんなケースは経費になりにくいので要注意です👇

  • 今の仕事とは関係なく、いつか職業を変更したいと思って学び始めた
  • 趣味として始めたけど、今のところ仕事に使う予定はない
  • 「いつか役立つかも」という漠然とした理由で受講した

 

税務的には、「今の収入に貢献していないもの」や、

「明確な業務とのつながりがない支出」は、経費として認められにくいのが実情…。

 

とはいえ、趣味感覚で始めた学習でも、

「学んでみたら想像以上に仕事に活かせて、今も実際に活動で使っている」なら話は変わってきます!

 

「なんとなく仕事に必要そうだから経費にする」のではなく、

ちゃんと今の仕事との関係を説明できるかどうかで判断をするようにしましょう!

 

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記録を残して「経費にできる根拠」をつくろう

スキルアップのための学習や、研修・講座に参加したときに大切なのは、

「ちゃんと仕事として使いました」と言える根拠を残しておくこと!

 

基本的には、スキルアップのための学習であれば「趣味・プライベート」とみられにくいですが、

仕事をするうえで関係のない支出が経費ならないという前提は変わりません。

 

そのため、税務調査で「この出費は仕事にどうつながっているのか」と聞かれたとき、

証拠があると説得力が上がります。

 

たとえば👇

  • 受講内容をnoteやSNSでアウトプットしている
  • 実際に作った作品や画像を業務で使用している
  • 帳簿に「バナー制作のための学習費」などの用途を明記

このように「仕事に使っている」という実績と、その記録があると、

説明を求められたときにも安心ですよ!

 

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Q&A:デザイン学習に関するあるあるなお悩み

Q. 書籍代やソフト代も含めて、ぜんぶ経費にして大丈夫?

A. 内容や使い方によりますが、仕事に関連していれば経費にできます!

ただ、書籍なら全部経費になるわけではなく、あくまで仕事に関係していることが大事!

 

Q. オンライン講座やUdemyのような動画教材も経費になりますか?

A. はい、内容が業務に関連していれば媒体が何であっても問題ありません!

支払履歴や学習記録も残しておけると、より説得力が高まります!

 

まとめ │ デザイン学習も「仕事目的」なら経費にできる!

  • 仕事に直結している学びなら、デザイン学習の講座費・書籍・ソフト代も経費になる!
  • 「今の仕事とは関係なく、将来使う予定」という場合は経費にならない
  • 業務に活かした記録を残して、税務調査で説明できるようにしよう

仕事に活かすためのインプットであれば、漏れなく経費にしましょう!

 

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