【音楽家・カメラマンじゃないけど】防湿庫を経費にできるクリエイター業と判断のポイント

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「趣味じゃなく、仕事でカメラを使ってるけど、防湿庫って経費にできる?」

「映像や写真も撮るけど、カメラマンじゃない…」

「ギター用の防湿庫も経費にできる?」

そんな疑問やお悩みを持つクリエイターさんも、いらっしゃいますよね!

 

この記事では、音楽家・カメラマンじゃなくても防湿庫を経費にできるかについて、

クリエイターさん向けにやさしく整理してみました!

 

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基本は「仕事で使う機材の保管」が目的かどうか

防湿庫が経費になるかどうかは、

まず「仕事に必要な機材を保管しているか」がカギです!

  • 仕事の撮影機材、音響機材を保管する → 経費にできる可能性が高い
  • 趣味のカメラ・機材を保管する → 経費にできない

 

たとえば👇

  • 動画編集や配信で使う一眼カメラ・レンズ
  • 作品撮影用のカメラ機材
  • 取材・イベント撮影のためのカメラ
  • マイク・ギターなどの音響機材・楽器

こうした業務用機材は売上を得るために必須となるものですよね。

その機材を保管するための防湿庫であれば、もちろん経費に計上して問題なし!

 

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音楽家・カメラマン以外の職種でも経費化は可能

音楽家さん・カメラマンさんであれば「防湿庫」を所有していることが多いと思いますが、

どんな職業であっても、「防湿庫」を経費にすることはできます!

 

たとえば👇

  • 漫画家さんやイラストレーターさんが、資料撮影や配信用に一眼カメラを使用
  • 音楽家さんがMV制作やライブ撮影にカメラ・レンズを活用
  • ライターさんが、取材・イベント記録・インタビュー撮影のために機材を保有
  • ハンドメイド作家さんがオンラインストアに掲載する作品撮影用にカメラを使用

これらのケースでは、「カメラは作品制作や情報発信の一部」という位置づけになりますよね。

 

そして、カメラのレンズやボディは高額かつ精密機器なので、

劣化やトラブルを防ぐことは仕事の損失を防ぐことにも直結します。

(マイク・ギターなどの音響機器でも同じ)

 

そのため、「業務上必要な機材を守るため」という目的に使われているのであれば、

職種や肩書きに関係なく経費に計上してOK!

 

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仕事用と私用の機材は分けて保管するのがおすすめ

防湿庫を経費で計上する場合、

できる限り仕事用と私用の機材を混在させないことがポイント!

 

同じ防湿庫にプライベート用・仕事用の機材が混在していると、

「どの機材が業務用なのか」を説明する手間が増え、税務調査で経費の根拠を示しにくくなるからです。

 

最もシンプルなのは、仕事専用の防湿庫を用意すること!

中に入っている機材がすべて業務用と分かれば、そのまま全額経費にできる可能性が高くなります。

 

もし1台を兼用する場合は👇

  • 仕事用と私用で棚を分け、ラベルや仕切りを付けて明確にする
  • 保管位置を固定して、「ここから下は私用、上は業務用」とルール化する
  • 使用頻度や撮影日を簡単にメモしておき、後から割合を計算できるようにする

こうした物理的な区分と記録があれば、家事按分の計算や証拠提示がスムーズになりますよ!

 

また、兼用する場合には使用スペースなどの合理的な基準をもとに、

家事按分(かじあんぶん)して、仕事用に使っている分だけ経費にするようにしましょう!

 

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価格によっては固定資産扱いに

防湿庫は大きさ・用途によって値段がさまざまで、

カメラ用のものは数万円で買えることが多いですが、ギター用などは10万円を超えますよね。

 

この点、防湿庫の値段が10万円未満であれば「消耗品費」に計上することになり、

10万円以上の場合は「固定資産」として別途処理が必要になります。

 

まとめると、以下のとおり👇

価格 処理のしかた
10万円未満 「消耗品費」として経費に計上
10万円以上(青色申告なし) 「工具器具備品」として固定資産に計上し、「8年」で減価償却
10万円以上20万円未満 「一括償却資産」として、3年で均等に減価償却(申告の種類問わずOK)
30万円未満(青色申告あり) 「少額減価償却資産の特例」により、全額を経費に計上可能

 

ちょっとややこしいですが、

あとあと税務調査で指摘を受けないよう、きちんと処理するようにしましょう!

 

ちなみにわたしの家では、

コチラの防湿庫を使っています👇

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一眼レフ・レンズ1個、アクションカメラ本体の保管程度であれば問題なく入りますし、

静音かつ、梅雨・真夏でも湿度40%未満をキープしてくれるのでかなりおすすめ!

 

 

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Q&A:防湿庫に関するあるあるなお悩み

Q. 中古で買った防湿庫も経費にできる?

A. もちろん経費にできます!

購入時の領収書や、取引履歴のスクショなどを保管しておきましょう。

 

Q. 撮影機材・音響機器以外の保管用でも経費にできる?

A. お仕事に必要なモノを保管しておく目的であれば、同じように経費にできます!

利用用途、なぜ防湿庫が必要なのかメモを残しておくとベター。

 

まとめ │ 防湿庫も「仕事用」の機材保管が目的なら経費にできる

  • 職種に関係なく、業務用機材の保管用なら防湿庫は経費にできる
  • プライベート用・仕事用の機材を分けて保管すると説明しやすい
  • 価格によっては固定資産扱いになるので注意

お仕事とのつながりが明確な支出は、もれなく経費に入れましょう!

 

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