【呼吸筋トレーニング器具は経費になる?】クリエイターのパフォーマンス改善アイテムと税務

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「パワーブリーズみたいな呼吸筋トレーニング器具って、経費にできる?」

「ボーカリストとして呼吸筋を鍛えるために買ったけど、健康器具ともいえる気がする…」

「筋トレのパフォーマンスをアップするために呼吸筋トレーナーを買ったけど、これも経費になる?」

そんな疑問を持つクリエイターさんもいますよね!

 

そこでこの記事では、呼吸筋トレーニング器具の経費判断について、

クリエイターさん向けにやさしく整理してみました!

 

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基本は「仕事の関連性があるかどうか」

税務上、経費になるかどうかのポイントは、

その支出が、売上を得るための事業活動に必要あるかどうかです!

  • 呼吸が成果に直結するお仕事のために使っている → 経費にできる可能性あり
  • 健康維持、趣味のフィットネスのパフォーマンスアップ目的 → 経費にはできない

 

「肺活量をアップするための器具」と聞くと、健康器具として捉えてしまいますが、

パワーブリーズのような呼吸筋トレーナーは、

横隔膜や肋間筋などの呼吸に使われる筋肉を鍛えるアイテムであり、言ってしまえばダンベルのようなもの。

 

そのため、

  • ボーカリストさんがライブや収録のために呼吸筋を鍛える
  • 声優さん・ナレーターさんが声量や安定した発声のために使用
  • 配信者さんが長時間の配信で声を保つために活用
  • 演劇や舞台の俳優さんがパフォーマンス向上の一環として使用
  • 管楽器奏者さんが演奏のパフォーマンスを向上させるために使用

こういった呼吸に使う筋肉を鍛えることが直接的に売上につながる職業の方が使えば、

経費として認められるものと考えられます。

 

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健康目的の場合は経費にできない

ちょっと注意したいのは、

純粋に健康増進を目的とした場合は経費にはできないという点です。

 

「体力づくりのため」「呼吸器系を鍛えて日常生活をラクにするため」など、

あくまで私生活のために使っているのであれば、それは事業に直接関係しない支出とみなされます。

このあたりの考え方も、ダンベルなどの筋トレ用品と同じ。

 

経費になるかどうかの境目は、成果物(仕事)に直結しているかどうか。

健康器具を使って体調を改善させることは大切ですが、それは生活全般に関わる支出と考えられます。

 

もし経費判断に悩んでしまうときには、

  • 体をメンテナンスするための出費ではないか(医療費、生活費ではないか?)
  • この仕事でさらに売上を上げるために必要なものといえるか(経費性があるか?)

この点を意識して考えてみるとわかりやすいですよ。

 

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記録を残しておくと安心

呼吸筋トレーニング器具を経費に計上するときは、

仕事目的で使っていることがわかる記録・メモを残しておくようにしましょう!

 

上に書いたとおり、健康器具としても使われることがあるため、

税務調査でも「これは生活費じゃないですか?」と疑われる可能性があります。

 

そのときに口頭だけで説明するよりも、

実際に仕事で使っている記録やメモが残っていれば、はるかに説得力が高まりますよね。

 

とはいいつつも、すごい壮大な証拠を残そうとする必要はありません。

たとえば、こういうものが残せればOKです👇

  • 練習や収録の様子をSNSや活動記録に残す
  • 帳簿に「発声トレーニング用器具」「収録準備のために使用」と具体的に記載しておく
  • ボイストレーナーとのレッスンやオンライン講座で使ったことをメモに残す
  • ライブや収録前のウォームアップとして使用した日をカレンダーに記録しておく
  • 制作物や配信アーカイブに「呼吸トレを取り入れて改善したポイント」を残す

 

ちょっと手間に感じてしまうかもしれませんが、できる範囲で証拠を残すようにしましょう!

 

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Q&A:呼吸筋トレーニング器具に関するあるあるなお悩み

Q. 器具を清潔に保つための洗浄剤も経費になる?

A. はい!仕事に使うための道具をメンテナンスする費用も経費になります。

道具とのつながりがわかりづらい場合は、「〇〇メンテナンス用」とメモを残すようにしましょう。

 

Q. 値段がピンキリだけど、どれも経費になる?

A. 基本的には値段に関係なく経費になります!

いろいろな形状、ブランドのものがあるので、自分に一番合うアイテムを探すために複数買ったときも、

仕事のために使ったものであれば経費にしてOKです。

 

まとめ │ 呼吸筋トレーニング器具は「仕事用」なら経費になる

  • 呼吸が売上に直結する仕事で、声・パフォーマンス向上に使うなら経費になる
  • 健康目的で使う場合には経費にできない
  • メモや記録を残すことで税務調査でも説明しやすい

 

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