クリエイターあるある。ボツになった企画の出費は経費にできる?

税務関連

こんにちは!
クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

ビジネスは成功と失敗の連続。

特に動画作成をしている人や
ライター、漫画家の人は
お蔵入りになった企画って山ほどありますよね…。

ボツになったとしても
その企画のためにお金を払っている場合、
経費にすることはできるんでしょうか?

ボツかどうかは関係ない

結論から言うと
ボツになったかどうかは関係ありません!

仕事用の出費であれば経費!
プライベートなら除外。

この基本スタンスを崩さないようにしましょう。

何百回と聞いたかも知れませんが
経費にできるかどうかは
仕事に関係ある出費かどうかです。

つまり売上に直接紐づいてなくても
問題ないということ。

なので、ボツになったからといって
領収証を捨ててしまわないようにしましょう!

仕訳入力もいつも通りでOK

ボツになった企画の出費であっても
仕訳入力はいつも通りで大丈夫です!

例)ボツになった企画の出張費
交通費、宿泊費⇒旅費交通費
ツアー参加代⇒取材費、研究開発費など

なのでボツになったからといって
勘定科目をいちいち変える必要もありません。

ただ、企画倒れになった案件の
支出額を把握できるようにしたいということであれば

こんな感じでタグ付するのがオススメ!

freee以外の会計システムを使っているなら
補助科目を設定するようにしましょう。

そうすれば決算書に影響を全く与えずに
後から金額が集計できるようになります!

ちなみに、領収証の保管方法も
いつも通り日付順や勘定科目別に分ければOK!

疑われそうならメモを残そう!

もしかしたら
こんなことを考える人もいるかも知れません。

「企画倒れになったって言えば
何でも経費にできるんじゃね?」

もちろんこれは脱税行為。

ボツかどうか関係無しに
プライベートな支出は経費にしちゃダメです。

そうじゃなく仕事で使おうとしたんだけど
プライベートな出費っぽく見えるということなら

  • 予定していた企画の内容
  • ボツ企画のために使った出費内容
  • なんでボツにしたか

といったことを
メモ等で残すようにしましょう。

仕訳入力をするときの
「備考」欄にコメントするだけでもOK。

自分の出費が経費になるかは
自分しか証明できる人がいないので

後から聞かれても説明できるように
証拠を残すようにしましょう!

 

◆新しいこと

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