【クリエイターあるある】税理士じゃない人の「経費になる」はどこまで信じて大丈夫?

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「友達が『それ経費にできるよ』って言ってたから…」

「SNSで『〇〇も経費にできる!』って書いてあったから…」

そんなふうに、人づての情報を頼りに経費の判断をしている方、意外と多いです。

 

でも、税務の世界は「グレーゾーン」が多くて、判断基準も人によって変わるもの。

 

この記事では、ネットや他人から見聞きした「経費になる」をどう扱えばいいか?について、

クリエイターさん向けにやさしく整理してみました!

 

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「経費になる」は、誰にでも当てはまるわけじゃない

たとえば、こんな情報を見聞きしたことありませんか?👇

  • 「プライベートでも使ってるけど、○割は経費で落としてるよ」
  • 「YouTuberだからゲーム機も全部経費!」
  • 「服も『衣装』って言えばいけるでしょ?」

 

実はこういった話、その人の仕事内容や状況によってOKなだけかもしれません。

つまり、その人がOKだったからといって、あなたもOKとは限らないんです…。

 

経費になるかどうかの判断基準は、

「その出費が売上を上げるために必要だったかどうか」

 

他人の視点が参考になることももちろんありますけど、

あくまで、「自分の売上に紐づくか?」を判断の軸に考えるようにしましょう!

 

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ネットやSNSの情報には「注意ポイント」がある

税金を減らせるスキームや経費に関する投稿って、

SNSやYouTubeでバズりやすいので、ちょっと極端な例や、曖昧な内容が広まりがち。

 

よくある誤解としては、こういうところ👇

  • なんでもかんでも「事業っぽく説明すればOK」
  • 「売上が少ないうちは税務調査にこないから、経費にして大丈夫」
  • 「他の人もやってるから問題ない」

でも実際には、「客観的に見て事業に必要かどうか」が経費の判断基準になります!

 

ほかにも、YouTubeやnoteでよく見る「〇〇が経費になる裏ワザ!」とか、

「税理士が絶対に教えてくれない節税策!」みたいな情報も、

それを信じて税務調査でペナルティを受けても、発信している方は一切責任を取ってくれません…。

 

知識を深めるために情報を吸収するのはとてもいいことなんですけど、

あくまで自分の責任で取捨選択するようにしましょう!

 

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税理士が発信源でも、選択は自己責任で

「じゃあ税理士の発信なら信じられるよね!」という考えもちょっとリスキー。

というのも、発信源が税理士であっても、

自分もそのケースに当てはまるかどうかは、人によってさまざま。

 

たとえば、こういう出費はとくに判断が分かれやすいもの👇

  • 日用品の購入(ティッシュ、洗剤など)
  • 私用っぽい旅行、飲み会の費用
  • ゲーム課金、趣味の漫画・アニメ代

 

もちろん、クリエイターさんのお仕事内容によってはOKなケースもありますが、

「とりあえずYouTubeに動画アップしたから大丈夫」「なんとなく経費にしてる」くらいの状態だと、

税務調査では経費として認めてもらえない可能性が高いです。

 

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不安なときは、どう判断すればいい?

経費の判断に自信が持てないときは、

こんなポイントで考えてみると、わかりやすいです👇

  • 「この出費は、仕事に必要だったと説明できるか?」
  • 「他人に見せても、仕事用って納得してもらえるか?」
  • 「証拠(レシート・用途のメモ・使用したときの画像など)が残っているか?

 

この3つのうち2つ以上を満たしていれば、経費の可能性は高め!

逆に1つも満たせないなら、「きっと経費じゃない」と考えておくのが安心。

 

それでも判断がつかないような場合は、

税理士にスポット相談をしてみるのもおすすめですよ!

 

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Q&A:経費に関するあるあるなお悩み

Q. クリエイターは何でも経費になるって聞いたけど?

A. 確かに、他の職種に比べる経費の幅は広いところがあります!

でも、「事業に必要かどうか」が前提になるので、趣味と仕事の線引きが大切!

 

Q. インフルエンサーが「全部経費にしてる」って言ってたけど?

A. その人の収入形態、活動内容、リスク許容度によって判断が違うだけで、

それが万人に通用するとは限りません…。

あとは、発信では過激なことをいいつつ、裏では保守的に処理してる…なんて人もいます。

 

Q. 税理士じゃない人のアドバイスって、やっぱり信用しない方がいい?

A. 内容によりますが、「あくまで参考程度」として受け取るのがベターです!

最終的には、自分の責任で判断しましょう!

 

まとめ │ 「経費OK」は、人によって違うから要注意!

  • 税理士じゃない人の情報は「その人だけの正解」かもしれない
  • SNSやネットの「裏ワザ」にはリスクもある
  • 迷ったときは、自分で説明できるかをチェック

自分のお仕事内容や働き方に合ったルールで、経費になるかの判断をしましょう!

 

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