新型コロナウイルス感染症の予防策として、意図せず浸透することになったオンライン打ち合わせ。
実際にやってみると、
「あれ、普通にいけるじゃん」という人もいれば
「やっぱり対面だな!」という人もいるのではないかと思います。
私も以前からオンライン打ち合わせを多く実施してますが、同じような感覚を抱くことがあります。
人は相手の動作も見ながら会話をする
人は、自身の認識以上に相手の動作を見ながら会話をします。
これはコミュニケーションの勉強をしたことがある人ほど実感があるのではないでしょうか。
「あ、ブロックサイン出てるな」とか、
「少し身体が前のめりになってるな」とか、
表情や声のトーンに加えて、動作を見ることで会話のリズムを作っているような気がします。
そのため、基本的には顔ばかり映るオンライン打ち合わせの場合には、
少し会話の温度感がズレてるかな…と感じる場面が少なくありません。
単純に通信が悪くて上手く聞き取れてない(けどそれを言わずに会話を進める)ことも少なくないですが…。
テレビ通話に慣れていない人が多い
これは仕方ない話ですが、事実としてテレビ通話に慣れていない人が多いように思います。
特に年齢が高くなっていくにつれてその傾向は強くなるような感覚があります。
私は30歳ですが、それでもテレビ通話の方が音声通話より心理的なハードルが少し高いです。
一方、若い世代の方にとっては幼い頃からLINEを使ってテレビ通話が当たり前になっています。
それに比べて不慣れなのは当然の話。
ただこれも回数をこなせば慣れますので、今後テレビ通話がますます浸透していけば解消する話だとは思います。
打ち合わせにはどちらに適している?
これは正直人によると思います。
例えばZoom飲み会などを通して、オンラインで他人と会話をするという状況に慣れている人同士であればテレビ通話でも問題ありません。
一方で、テレビ通話に慣れていない人とお打ち合わせする際には、極力対面の方が効果的だと感じます。
私のような職業の場合には特にですが、打ち合わせにおいては相手が言いづらい事をぽろっと話してもらえるような環境づくりが非常に大切です。
「ここだけの話、ぶっちゃけますけど…」
これが聞きたいんです。
しかしながらテレビ通話に不慣れな方とオンライン打ち合わせを行うと、
なんだかかしこまった感じで話が進み、最後まで固さが取れない打ち合わせになってしまう感覚があります。
誰もが不慣れな状況に陥れば緊張しますので、一方が慣れている場合には上手く会話をリードすることが大切だと感じます。
相手の要望も汲み取る
仕事のやり方として、
「ウチの事務所はオンライン打ち合わせしかしません!」
というのもありかと思いますが、やはりコミュニケーションは相手がいて初めて成り立つもの。
できる限り一方の都合を相手に押し付けることがないように仕事をしていきたいですね。