こんにちは、公認会計士・税理士の三橋裕樹です!
何を学習するにしても、体系的に理解することが重要視されますよね。
ただ、個人的には体系的に理解するのは後回しにしたほうが良いこともあると考えています。
体系的に理解するとは
体系的に理解するというのは、ザックリ言うと全体像をつかむことです。
会計の話をすると、
仕訳を一本ずつ覚えていくのではなく、会計のルールを覚えるということ。
貸借対照表と損益計算書は何を示すもので、資産・負債・純資産・収益・費用の5項目をそれぞれどのような性質を持つのか、などなど。
ちょっと面倒ですが、全体像を理解することができればあとはその応用で対応することができるため、
受験参考書や資格勉強の本を読んでいると「まずは体系的に理解しましょう」と書いてあることが多い印象を受けます。
先に体系的に理解するべき分野
受験や資格試験といったペーパーテストで合格点を取るという目的の場合には、特に体系的に理解することを優先すべきでしょう。
試験の難度にもよりますが、難しい試験であればあるほど試験範囲が広くなったり、同じ内容の話をアレコレ問い方を変えて答えさせることが多くなります。
(士業の試験は特にそうです。)
そのような場合であっても体系的に理解してさえいれば、試験範囲のうちどの内容を問われているのかを把握することができ、小手先の引っ掛けに騙されずに済みます。
逆にいうと、模試では良い成績を取れているのに、本番ではイマイチな結果に終わることが多いのであれば体系的に理解できていない可能性が高いように思います。
体系的な理解を後回しにすべき分野
実践・実行することが目的の場合には、体系的な理解を後回しにした方が良いというのが個人的な考えです。
たとえばスポーツ。
初めて野球をやってみたいという子供に、まずルールを教える人はいないでしょう。
探せばそういう人もいるかも知れませんが、ボールとグローブを貸してキャッチボールをさせたり、バットを握らせてボールを打たせてみるというのがだいたいの入り口です。
実際にやってみないことには楽しさが分からないですし、興味も冷めてしまいますから。
私の失敗例でいうと、プログラミング、英語、ギターがまさにそうです。
これらはテストで点数を取るためにやっているのではなく、
自分でコードを書いて業務を効率化したり、外人と話したり、好きな曲を演奏することが目的です。
(どれも自分にとって良いことですし、実現できている未来を想像するとワクワクします。)
にも関わらず、座学を先に詰め込んでしまっていたため、学習意欲がドンドン削がれて挫折し、結果として何も身についていないということを20代のうちに何度も経験してきました。
プログラミングの一種であるGASの勉強は1ヶ月ほど続いていますが、最近苦痛に感じてきてたのはこれが原因だったのでしょう…。
分厚い入門書籍に記載されているコードは何となく読めるようになってきたので、いい加減実践に移行することにします。
◆編集後記
今日は妻がモバイルノートパソコンスタンドをプレゼントしてくれました。(初モバイルタイプ!)
前職の頃にモバイルタイプのスタンドを使っている人があまりに多かったので何となく使いづらかったのですが、これなら見た目もカッコイイのでナイスチョイスです。
Amazonでは2,000円を超えていますが、妻はメルカリで1,500円くらいで買ったそうなので、購入を検討している方はそちらの方が良いかも知れません。