こんにちは、三橋裕樹です!
独立開業して間もない頃、
ちょっとビックリするような相談を
電話で受けたことがあります。
すっごい簡単にまとめると、
「税務調査で〇百万円くらい
追加納税しろって言われたんだけど
どうにかなりません?」
という話。
話を聞けば聞くほど
「こりゃマズい案件だ…」と感じ
やんわりとお断りしたんですが、
今思い出してみると
同じような状況になりかねない方って
探せば結構いるんじゃないかなと思います。
何でも経費に入れてた
自分でお金を払った領収証を残していても
経費になるかならないかは
その業種や目的によってまちまち。
なので、実態を聞かずに
「それは経費になりませんよー」と
頭ごなしに言う事はできないんですが、
電話で相談をくれた方は
ほんっとうに色々な支出を経費に入れてたそうです…。
高級ブランド品から
スーパーで買った食材まで
お金を払ったものはほぼ全て…。
真っ当に申告されている方からすれば
「それはマズいでしょ」って分かるでしょうけど、
出費を何でも経費にできるのが
個人事業主の醍醐味!
なんて思ってる方も実際います。
今まで何も言われなかった
また、冒頭の方は
こんなグチもこぼされてました。
「今まで何も言われなかったから
続けてもバレないと思ってた。」
確定申告してみると分かりますけど、
もし間違ってても
その時は何も言われないんですよね…。
電子申告を2回したとか、宛先を間違えたときとか、
中身を見なくても分かるような
手続面でのミスであれば
申告して数日後くらいに電話がかかってきますけど、
「経費の金額、これ合ってますか?」
みたいな話は基本ありません。
なので慣れてくると
「バレないっしょ」という
気持ちが芽生えやすく…。
気持ちは分かりますけど、
相談を持ちかけてきた方のように
あとあと一気に指摘されるケースもあるので
経費を誤魔化すなら
それ以上のリスクを背負うことになるものと理解しましょう…。
原因は2つだけ
じゃあ何でそんなことになっちゃうかと言うと、
結局のところ原因は2つだけだと思います。
- 正しい知識を持っていない
- 止めてくれる人がいない
独立開業間もないとき
先輩に聞いたあの話が実は脱税行為だったとか、
悪いことだとは分かってるけど
税金を安くする誘惑に負けてしまうとか。
そして、この原因を取り除くための
いちばん分かりやすい方法は税理士に頼ること!
大切な事業を守るためにも
税理士をうまく活用してほしいですね。
◆新しいこと
ドラゴン桜2。